10月から始まったドラマに,柳楽優弥さん主演の「ライオンの隠れ家」があります。
この番組の軸となる家族の一人(次男)が神経発達症(旧・発達障害)の一つである「自閉スペクトラム症」ということで放送前から気になっていました。
リアルタイムでの視聴は難しいのでTVerで観ています。
第2回目だった18日の内容は,いつものスケジュールにはない緊急事態が起きて大変なことになりました。(かなり大雑把な説明)
今の様にスマホがなかった時代だったので,チョロちゃんが通っていた園の子ども達の中には絵カード等を利用している子もいました。
このことについて奥平綾子さん(ダダ母さん,ハルヤンネさん)がFacebookでこう書いていらっしゃいます。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0MnoEPcdMu9ExABbc6iTdTsvupZy9VUSv7tqSkKQTXPxx3t49m8y7eDe6buZPvDuBl&id=100000112288928
※ご存知の方も多いでしょうが,奥平さんは「おめめどう」の社長で自閉症の方の視覚支援グッズの販売や全国で講演をしておられます。
かつて自閉っ子の特性満載だったチョロちゃんは,一度何かをするとそれが拘りになってしまって
◯◯の時は〜〜しなければならない!
という様な沼にハマりそうになった事がよくありました。
例えば,幼児期のチョロちゃんと買い物に行った時,帰り際に近所の八百屋さんで苺🍓を買った事が
買い物の帰りにこの八百屋さんで苺🍓を買う。
がスケジュール化されそうになった事がありました💦
直ぐに軌道修正ができましたが,そうでないと
〜〜をしなかった(できなかった)時にパニックになります。
決まりきったスケジュールの繰り返しは拘りを強化をするだけで,緊急時に応用が効かなくなります。
自閉っ子(だけに限らないと思いますが)にとって,スケジュールが決められているのは(安心できるので)大切だと思いますが,それは細かくキッチリ決められたものではなくて,例えば
◯月◯日に〜〜がある。
くらいで,細かい部分は柔軟に変更できる様にしないと窮屈だし,それができなかった時,パニックになったりしますから,その人の状況に応じて臨機応変な対応が必要だと思っています。
昨日はたまたま,X(旧Twitter)で,あるお母さん(お子さんは自閉症ではありません)が食事に関して子どもに選択させて決めさせている。という投稿をされていて,わたしもそうやってチョロちゃんを育ててきたので共感しました。
例えば,朝の食事について
・うどんにする?or ご飯にする?
→うどんにする
・たぬきうどんor 卵とじうどん
→卵とじうどん
という感じで聞いてチョロちゃんに決めさせていました。
子どもの頃から
自分で決める
→その結果を受け入れる
ことができないと,自分の気持ちに折り合いがつけられずにパニックになります。
その選択がもっと重要な(進路等の人生に関わる)事だった場合,うまくいかなかった時,決めた誰か(親や学校の先生,支援者)のせいにして自分で責任を負う事ができない大人になってしまうかも知れません😢
自分で考えて決めた事だったら,折り合いをつけて納得できる(受け入れられる)ので大きな問題にはならないでしょう。
又,イレギュラーな事態になった時に柔軟に対応ができる事も必要なスキルだと思っています。
先日チョロちゃんと娘の家に行き,その後,一緒に友人のパステル画展に行った時,チョロちゃんが帰りの電車の時間をアプリで検索していたのですが,孫の授乳(母乳育児なので決まった時間はありません)や駅までの渋滞等があって,最初に乗りたいと思っていた電車の時間に間に合いませんでした。
この時,赤ちゃんの授乳時間や車の渋滞等の不測の事態は起こり得ることを伝えただけで直ぐに納得していました。
子どもの頃に臨機応変,柔軟性というスキルが身に着いていなかったら面倒くさい人になっていたでしょうし,それでは軌道修正ができない本人は勿論大変でしょうが,周りの人にとっても迷惑な存在になってしまい兼ねません。
まぁ良いか〜
という気持ちが持てないと生き辛いと思います。
こういう事は一朝一夕にはできないと思うので,できれば子どもの頃から教えてあげて欲しいです。
大人であっても軌道修正は可能だと思いますが,関わる側の根気が必要でしょう。
奥平さんも書いておられましたが,わたしもこの番組を通してスケジュール(見通し)の必要性が広まると良いなぁ〜と思います。
それと共に,自分で考えて決める事や臨機応変に変更できる事,柔軟性を身に着けて本人も周りの人もラクになったらもっと素敵だと思っています
凸凹発達の子育て育児を頑張っているお母さんへ
新しい1日が始まりました
今日も一緒に楽しみましょう