就学の問題は勿論、その年だけで終わる(完結)する事ではないので、継続的に見守る必要があります。
わたしが就学の時に重視したのは、
チョロちゃんの学校生活で決して譲歩できない大切なことは何か?
という事ですした。
そしてそれは「学習保証」でした。
その学年毎で習う事をしっかりと履修すること。
「就学相談」はわたしにとって子どもの学習環境を確保する場所探しでした。
これは小学校就学のみならず、中学校、高校へと繋がって行くので真剣に取り組んできました。
小学低学年であれば学習の遅れは高学年で取り戻せます。
理科や社会の教科学習は中学年までなかったし、
足し算引き算掛け算九九
ひらがなカタカナ簡単な漢字や音読
この位なら家で十分教えられます。
でも、毎日学校に行くことの意義は家ではどうすることもできません。
将来、働く大人になる。という事は、
朝起きてご飯を食べて徒歩や公共交通機関を利用して通う事。
田舎であれば通勤に自家用車やバイク等を利用する事があるかも知れませんが、大抵の職場は通勤が必要です。
コロナ禍で働き方が大きく変わった職場もあると思いますが、多くの仕事は原則通勤です。
だから、
学校に自分で通って学習する。
という事がわたしにとって重視すべきだったのです。
小中学校は義務教育ですから、落第する事がありません。
通学しなくても卒業できます。
高校も多様化しているので、小中学校で不登校でも入学できる学校はある様です。
但し、「入学できる」事とそこで「必要な教育が受けられる」事は必ずしも繋がってはいませんから、行ける(入れる)高校があるから義務教育期間中に学校に行かなくても良い。
とはならないでしょう。
親がよほどキチンと学習管理ができて教えられない限り何年も学校に行けなかった子が授業について行ける事はまずありません。
学校に通えさえすれば良い。
ではないのです。
学校は学習する場だからです。
だから就学前に
その学校環境が我が子に合っているか?
を真剣に吟味すべきだと思いました。
幾つかの学校に一緒に行ったり、わたしだけ見学した学校もありますが、最終的にはチョロちゃん本人が校区の小学校の特別支援学級を選びました。
普通学級に拘らなかったのは、子どもは育つし変化もするので、子どもが希望したタイミングで転籍すればいいと思っていたからです。
その為にも必要なのが「学習保証」です。
これは特別支援学校でも同じだと思っています。
見学に行った所はチョロちゃんにとっては物足りないと感じた所で、わたしが見てもとても学習保証等を期待できる環境ではありませんでした。
合理的配慮も本当の意味での特別支援も期待できない事が容易に見て取れましたから。
それとは逆に本来は地元の小学校で学べるだろう子が、親の判断〜いじめに遭ったら可哀想という理由〜で特別支援学校に入学というケースも知っています。
就学の問題はとても大切な事なので、よく考えてお子さんが楽しく通えて必要な学力がつく所を選んであげてください。
親の体裁や世間体なんかに左右されず、我が子にとって一番の就学先が見つかります様に
凸凹発達の子育てを頑張っているお母さんへ
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