診断されたことによってチョロちゃんの生活が大きく変わることになったのは、診察を受けた医療機関で、
隣接しているセンターの療育専門の通園施設に通うのはどうか?
と提案されたのがきっかけとなりました。
診断当時、必死に読んだのは
戸部けいこさんが書いたコミックスの
「光とともに…~自閉症児を抱えて~」です。
ドラマにもなったので、ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、この中で主人公の光君(カナータイプの自閉症)が通っていた幼稚園の卒園式で子どもたちがそれぞれの夢を発表する場面があって、その時、光君に代わってお母さんが、
「働く大人になります!」
と宣言する場面がありました。
この時から「働く大人」というのがわたしにとってとても大切な言葉になりました。
3歳児の親が子どもに「働く大人」という人生(?)の目標を掲げることなど、定型発達の子育てしか経験のないお母さんにはピンとこないかも知れませんが、実際に自閉っ子を育てている方の中には「光とともに…」のこのシーンを見て感じるものがある方は少なくないだろうと思います。
感動した。というのとはちょっと違って、切実に迫ってくるものがあったという方が合っているかも知れません。
その日から、チョロちゃんとわたしは、「働く大人」という大きな目標に向かって二人三脚の逆算生活を始めることになりました。
凸凹育児を頑張っているお母さんへ
今日も一緒に楽しみながら頑張りましょう