「発達障害」診断の権限のない教員が〜質疑応答あるある⑴〜 | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

チョロちゃんが自閉っ子だとわかってからこれまで、

9年間の間に行った講習会、研修会、勉強会等は数知れず。

 

講演者の話が終わった後の質疑応答で耳にする幾つかの質問で、

またか。

と思う質問があります。

 

その一つが、

幼稚園や学校の教員です。と自己紹介する人から

「クラスにいる発達障害の疑いのある子の親に伝えるべきか?」

或いは、

「発達障害疑いの子の親にどう伝えたらいいか?」

という質問。

 

講師によって答えはまちまちです。

それは講師の職業や経験にもよるのでしょうが…。

 

個人的な感想ですが、こういう質問をする先生に我が子の担任を

して欲しくありません。

 

こういう話はデリケートな問題で、

そもそも学校の先生に診断の権限はないのだし、

本当にその子や親の事を想って(寄り添って)何とかしたい。

と思うなら、その子の事を全く知らない人にそんな質問は

しないと思うのです。

 

学校内には養護教諭や教頭・校長、特別支援コーディネーター、

校内委員会があるはずで、そういう中で定期的に話し合ったり、

気になる子がいた場合の共通理解や保護者への対応等、学校内で

できないという事は、機能不全という事だと思うのです。

 

その先生が学校内のそういう場所にキチンと伝えたのか?

そもそも学校内の雰囲気がそこまで良くないのではないか?

…等、色々考えてしまいます。

 

普通学級に在籍する子の1割程度に特別な支援を必要とする子が

います。

と言っていたのは、巡回相談員を長年された先生のお話。

 

6.3%よりも多いというのが実際の現場での感想。という人も

います。

 

知的な遅れがなく、拘りやパニック、感覚過敏もない子だと、

なかなか気づけないでしょうし、受動型のおとなしい自閉っ子も

本人の生き辛さとは裏腹に気づかれないで、大人になって自分の

大変さが他の人にはないものだと知って驚く人もいるでしょう。

 

子どもや親に寄り添える先生だったら、見ず知らずの人ではなく

その子を知っている周りの知恵を駆使して、その子にとって一番

いい解決策を考えるでしょう。

 

そういう想いは周り(親)にも伝わるから、みんなで支えよう。

という雰囲気になるのでは(できるのでは)ないかな?

 

大切なのは発達障害に気づく事ではなくて、どう向き合うか?

診断名に拘らず、その子の困り感に寄り添って指導できる先生の

センスが問われる時代になってきています。

 

 

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