東電社長のお詫び訪問にたいし福島県知事曰く、「・・・ 想定外の話はもう結構 ・・・」と。
「想定外」は、元ライブドアー社長の申し子。しばしば耳に、そして大震災後には大活躍。
極めて巧妙で無責任な言葉。
『想定外であり、従って思ってもいなかったことで、やむを得なかった』という言外の含み、不可抗力だったと訴え理解を期待していると感じられてならない。
この場合、想定とは経済性とのバランスで設定する設計条件のことではないのか。
条件を超える環境下に曝された場合のさまざまなシミュレーションは行ったか。
シミュレーションの結果重大事故につながる脆弱性の評価とその対策はできていたか。
非常時を仮定した体制とその行動訓練は十分だったか。
組織の長にこのような心掛けがあれば、
「知恵が及ばず残念であり、申し訳ない」という言葉が自然に出るだろう、と思う。
原発に係る機関や組織 特に原子力安全委員会、原子力安全・保安院及び該電力会社に於いては、「いかなる場合でも社会の安全をおびやかすことがあってはならない」という強い責任感があったのだろうか。
当事者の説明が他人事のように聞こえてならない。