実は当初の予定では室生寺から桜井へ出て山の辺の道(途中まで)リベンジをするつもりだったんです。
でも奥の院まで行っちゃってとてもじゃないけどそんな元気はないので、次の行先は電車の中で考えることにしてとりあえず奈良まで戻ることにしました。
もう疲れちゃってホテルに戻るのにあんまり不便なところは嫌だし、あんまり大きなお寺でたくさん歩き回るのも嫌だし・・・と消去法で行先を考えて残ったのがこのお寺。
・・・って、いきなりこんな写真載せたって分からないですよね。
ここは秋篠寺です。女性に人気のあるお寺ですよね。
疲れてたからなのかな~。門から続く苔の庭が綺麗だったはずなのに写真がない・・・。
で、これは何かって言いますと、香水閣の入口です。
維新まではここで汲まれた霊水が宮中行事で使われていたそうです。
毎年6月6日には公開されるそうです。
秋篠寺本堂(国宝)。
バランスのとれた綺麗な本堂ですね。
本来は講堂として建立されたものを、金堂が焼失したために鎌倉時代に大修理を行って以後本堂とされているそうです。
ここには薬師三尊像、帝釈天像、十一面観音菩薩像など重文の仏様がズラリと並んでいますが、中でも特に有名なのは伎芸天立像(重文)でしょうね。
東洋のミューズとも異名をとるこの仏像、身体を少しひねってゆったりとたおやかに立つ姿は確かに美しいなぁと思います。
かなり間近で見られるのも嬉しいですね。
本堂内には椅子も置かれているので座ってゆっくり仏様と向き合うのもいいでしょう。
私が行った時も5、6人のうら若き女性がベンチに座っていました。
まあねえ・・・私も寺の孫だし好きだからこそ奈良で神社仏閣巡ってるわけだから、そういう場所へ行ったり仏様と向き合って己を見つめなおしたり心が休まったりっていうの分からないわけじゃないんです。
ただ5人も6人もの20代~30代の女性が揃って放心したようにひたすら仏像を見つめてる図っていうのはちょっと怖かったです![]()
やっぱりこんな時代、心の疲れてる人が多いのでしょうか。
私の祖父の家(お寺)は我が家から徒歩1分足らずのところにあるんですが、幼児の頃から「今日はお爺ちゃんのおうちにお泊りに行って来ます」なんて言って本堂でぐーすか寝てたような子供だったので
必然的に仏像というものはごく身近というか、あって当たり前の環境で育ちました。
なので今更仏像に何かを求めてじっと見入るようなことはないんですね。
でもそうして淡々と眺めているようでいても、穏やかな中にどこか凛とした姿に心が静まって行くのは事実です。
あの女性たちはそういう部分を求めて座り続けていたのかもしれません。
ただねぇ・・・私の前を歩いていた女性。
本堂に入るなり正面の椅子に座り込んで他の女性と同化したように仏像に見入っていたけど、何かを求めてるならとりあえず座る前にお参りしようよ・・・![]()
本堂右脇の鐘楼。
そういえば今回あまり鐘見てないな。
本堂左側手前の大元堂。
安置されている大元帥明王像は年に二回開扉されるそうですが、一般公開されるのは6月6日のみ。
今日は静かな秋篠寺ですが、その日はかなり混雑するようです。
大元帥明王像は日本にここの一体のみだそうです。
秋篠寺はこの大元堂でだけご朱印がいただけるので、ご朱印をいただける機会は年に一度だけです。
この他にも東塔跡の礎石なども見られます。
境内には西塔跡や金堂跡の礎石なども残されているようで、今は小ぢんまりとした秋篠寺がかつでは大寺院であったことが分かりますね。
住宅地にひっそり建つ素敵なお寺でした。
人気があるのも分かるなぁ・・・と思いつつ、私的には一度来たからもういいや・・・と。
なんだろう。
何にしろとにかくもう疲れたので今日はこのまま真っ直ぐホテルへ帰ります。
あっ、もしかして疲れてテンションだだ下がりだからそう思ったのか!?
もっと元気があり余ってる時にもう一度行ってみるべきかもしれません。


