1994年。当時レゲエが不毛の地であった静岡で、「ONE BLOOD」は小さなレコード店としてスタートしました。その後はライヴやイベントを開催する為に改装。吹き抜けの天井に響く良質な音は、レゲエのみならず様々なジャンルのアーティストや音楽ファンを魅了し、心地よい音楽とお酒が楽しめるBARとして、25年間変わることなく同じ場所で営業してきました。

店内に数多く貼られているポスターとフライヤーや寄せ書きの歴史は古く、まるで思い出のアルバムのようです。僕達は、レゲエと音楽を愛する演者として客として、この店に集い、歌い、笑い、乾杯をし仲間と過ごしてきました。

しかし、今世界中は大きな問題に立ち向かっています。新型コロナウイルスという未知との戦いに人々は不安を抱え、みんなで音楽を聴くことも、歌うことも、語り合うことも控えています。

それにより、僕達が愛する「ONE BLOOD」も存続の危機に迫られています。長期間営業を自粛しながら経営を維持することは非常に厳しい状況です。僕達も行動を自粛し外出を控えている中で、今できることは限られています。ですが、この苦難は永遠に続くのではありません。僕達は必ずこの試練を乗り越え、また笑顔で握手できる日を取り戻せる筈です。ですから、その時に僕達が戻りたい大切な場所を、今全力で守りたいと思っています。

僕達が愛するレゲエと音楽は、人類が未来へ残すべき大切な遺産です。

この苦境を乗り越え、みんなの愛するものを守り、また笑顔で再会し乾杯しましょう!

改めまして、

「ONE BLOOD存続の為」、是非とも皆様の力をお借りいたしたく、ここにお願い申し上げます。

ONE BLOOD Reggae Station 出演者一同