育休最後の日、午後の練習で受けた珠玉のアドバイス集と、その受け止めの備忘録です。
同時に咀嚼すべきことがあり過ぎるので、ちょっと盛り沢山です。
長くなるので、2本に分けます。
1つはバック強打とカウンタードライブの採用。
もう1つは、試合・練習のバランス・活用方法と、練習の組立て方、相手の崩し方。
アドバイス頂いたのは、クラブチームに通うお子さんの親御さん・・・ですが、たまたま職業が野生のプロコーチ(名電出身)な人です。
クラブチームでは、体育館使用料も全部含めて、半年のピン球代としてイチ諭吉しか納めていません。
その上で色々助言を頂けるので、かなり有難い状況であります。。。
一応、プライベートでたまたま来ているから…という体なんですが、別途コーチング料が発生していても全くおかしくないです。。。(゚ω゚;)
1/31の練習では、かなりの時間見てもらえていた…というより、見張られていたので、非常に良かったです…が、午前も別場所で練習していたので、終わった後は身体がイッてました。。。😇
【バック強打の本格採用動機1】
2019年末頃から、再びクラブチームに顔を出すようになって、定期的な練習量を増やしていく中で、特に昨年の夏頃から、プロコーチさんにかなり言われてます。
■この競技段階やったら、バック振れないとアカン
クラブチームの先生には、バック振る練習の日だったら、事あるごとにバック強打を教えてもらってきました。
(基本的にカット系技術より、攻撃系技術を教わっています。。。)
単体ワンコースの球出し相手なら、まぁそこそこできるんですが、実際に試合で使うとなると、前後動とセットで使えないとダメですし、その連動した動きが全然自分の中でモノになりません。
そのため、せっかく取り入れられたら便利な技術を教えてもらえてるのに、試合で使うに至らず、ほぼ諦め気味でした。
しかし実際の試合では、バックを振るべき場面は何度も訪れます。
が、よっぽど浅くて程良い高さのチャンスボールでもない限り、ミスが怖くて、絶対フォアで回り込みます。
要は、僕はバックを振りたいなという願望はあるけれど、最初っからバックを振るつもりがありません。
バック側に少し浮き気味の甘い球が来たのに、怖くて振れず…かといって、回り込んでフォアが間に合うぐらいの時間もない。
なので妥協して、上からバックカットorツッツキして、バック詰めてから回り込んでドーン。
これが、よくある僕の鉄板の妥協パターンですが、このパターンをプロコーチさんに見られると、
■そこでバック振らんと!さっきのバックツッツキしてる時点でラリー終わってたのに!
と、言われます。笑
いや… 。笑 では、無いんですけどね(゚ω゚;A)
僕も頭では理解してるので、そりゃそっすよね…。
ってなるんですが、なかなかどうも…。
■今振れてたら点になってたのに、振らんと一本繋ぐから、逆に反撃されて失点するねん。強い奴に勝たれへんで!
これ、ホントその通りです。。
バック振らんでも、妥協パターンでドーンさせてもらえて、得点に繋がる人だったら、凡ミスを量産しなければ勝てます。
(他にも戦型的な得意不得意はありますが…)
一方で、質の高いツッツキや逆にドライブで返されて、盛り返されて失点したり、もう一度崩し直す必要がある人というのは、今の自分にとっては格上です。
今のスタイルで、かなり理想的な精度でラリーを仕上げておかなければ、なかなか勝つことは難しい人です。
最近の格上に勝てた試合も、バックはほぼ振れてませんが、他のラリー精度がたまたまかなり良かった…というものばかりです。
やはり、自分でチャンスボールだと認識していながら、バックを振れないから繋ぐというのは、みすみす得点機会を失っています。
「カットマンやから、まずはしっかり繋がないと」等と、それっぽく自分に言い聞かせながら、結局勝ちに繋がらず自分の首を絞めています。
新しい技術を取り入れるのがしんどいからこその、言い訳です。
【バック強打の本格採用動機2】
と、いうのは以前からずーーーっと、言語化はしていないですが、心のどこかで内省していました。
バック振れたらもっと楽に得点できるし、失点してたところが得点になるし、さらに相手へのプレッシャーにもなるのにな…。
そこまで分かってて何で取り組まんのやろな…と。
バック強打の採用は課題ではあるけど、既存スタイルでの精度も高めないといけないなと思い、新しいモノに手を出すより、まずは今を完成形に持っていかないといけない…という思いもありました。
まぁある程度、今できることの延長線だけやっておいて、試合で負けると、やっぱ練習量が無いと精度がアカンな~…なんて、逃げの結論に至っていました。
が、育休最終日の練習では、もう少し自分を奮起させる、理屈の上でも納得できるお話がありました。
■まずバックに来たチャンスボールをフォア(裏ラバー)で触るな
■フォアで触った瞬間、バック振れん奴なんやなとバレる。俺やったらそれ見た瞬間から、繋ぎをバックに集める
■裏で触ったら、回転がかかる。回転があると、どんなに強打しても、最悪触ってしまえば何とかなる可能性がある。今勝ちたいレベルの相手は、そういう奴
■ナックル出しておけば、そこまで速い球じゃなくても、上手い奴でもミスる。せっかくナックル出しやすい粒貼ってるのに、そっちも使わんかったらもったいない
「やらない理由探し」が得意な自分にとっては、ロジックで説き伏せられると、「確かにやるしかないですね」となりやすいです。
この話をされて、そりゃやるしかないっすわ…となりました。
伊藤美誠選手の鬼スタイル(特にカット打ち)を見ていたら、世界レベルでもスマッシュしておけば点数を量産できることを立証しています。
回転の質の微妙な差は、頭で分かってても対応が難しいところです。
そうしてこの日はバックを振ろうと頑張るんですが、
■すぐフォアで回り込もうとするな
■また回り込んだ
■またフォア使ってる
■(また)やったな
と、延々言われ続けることになりました…😇😇
【バック強打の採用と技術的メモ】
バック強打を正式に試合で取り入れていきます。
よく分かるお話もあったので、当面は強打時の反転も不要と判断しました。(反転が意味ないとは言われていません。ツッツキでは反転したい時もありますし…)
自分の使用基準を明確化しておきます。
○フォアなら確実にスマッシュしに行ってたボールは振る
○フォアでドライブしに行ってたボールまでは振らない
○肩より高いボールは難しいので回り込むか、打点落とす
◯とはいえ、勝負所で絶対ミスしたくない場面は回り込み
また、妥協案や技術的なアドバイスもいただけました。
■全部強打しようとせんでもいい。上からプッシュでもナックルが出て、スピードもそんなに無くてもミスってくれる
■それも難しいボールなら、ちょっと横回転を入れたら良い
■全部擦りに行くな。擦ったら安定はするけど、回転かかるから結局フォアで触るのと一緒
■ラケット寝かせすぎ。寝かせたら擦るしかない。立てる
■バックスイングは肘畳んで一直線に引け。押し出す動きにバックスイング回す動作は要らないし、打つまでの時間がなくなる
■1球前の戻りは深く戻れ。浅いボールしか来ないはずやからって浅いとこで待ってたら、深いボールに対応できないし、助走が無くなるから、浅いボールでも威力が出ない。ボールの威力を出そうとして、ラケットこねるからミスする
■ちゃんと助走を使って打て
特にカットマンの各打球後の戻りは、攻撃のための助走になる…というのは目から鱗でした。
攻撃型とのツッツキ対決になった時に、いつドライブ打たれても大丈夫なように構える前後動。
これには徒労感を抱いていましたが、実は無駄ではなく、逆にこちらがいつでも威力あるボールを打てるように、助走距離を確保する効果があったんやな…と。
そういう意識で、常に攻撃できるよう一球毎に戻るのは大変ですが、あまり意味がないと思っていた動きに意味を持たせることができたのは、精神的に楽になれます。
【カウンタードライブの採用】
今までは試行段階で、たまーに使う…という形でしたが、もっと意識的に試合で使っていこうと思います。
しかし、ちょっと使い方の意識を当初想定とは違う形にします。
この日、カウンタードライブを使っていた場面で言われたのが、
■今の球ドライブにしたら、ラリーになってまうやん。せっかくスマッシュ打てるのに、攻撃型と引き合いすることになってまうで
■引き合いしても、攻撃型の方が上手いんやから、スマッシュ使わな。スマッシュしてたら一発で終わってるとこやで
その通りやと思いました。。。
引き合いで勝てる攻撃型には、大体何しても勝てます…。
一方、スマッシュはコースさえ間違わなければ、誰にでも効きます。
普通の人がカウンターするなら、ドライブとスマッシュだったらスマッシュの方がミス率が高いのですが、僕はたまたまカウンタースマッシュの感覚を先に覚えていたので、長い間スマッシュしか技術幅がありませんでした。
最近、カウンタードライブの感覚をやっと覚えつつあったので、将来的にはミス率が低くなるだろうカウンタードライブを優先使用するつもりでいました。
が、それをするとただただ攻撃型の得意な上回転のラリーになるだけで、勝ちたいレベルの人の得意な土俵で勝負することになるだけです。
ということで、コースが読めた時のカウンターの意識としては、
×ドライブメインで構えて、思いの外浮いてきたらスマッシュ
じゃなく、
○スマッシュメインで構えて、思いの外低かったらドライブ
で行こう…と思います。
難易度としては、おそらくこっちの方が難しく、一度スマッシュで構えて、相手の球質を見て判断して、ドライブへ修正できるような反復練習をしないとダメです。
が、意識自体は今現在のスタイルでも同じなので、採用方法としては違和感なさそうです。
カウンタードライブの方が咄嗟に使うことになるので、最低限、いつでもタイミングを合わせて回転を利用して返せるようにしておかないといけません。
また使う技術が増えますが、やらんことには今以上は無いので、やるしかないです。。。
しばらくはバランス崩壊したりすると思いますが我慢ですね。。