6/6 皮膚科受診 薬疹経過観察終了

 

前回受診から7日目の経過観察受診でした。

たまに痒い事もありますが、2日前からステロイド軟膏も塗っていませんでした。

今夜から抗アレルギー薬の服薬も無くなるので、

もし痒くなりそうなら軟膏で様子を見ようと思います。

→本日6/10、時々痒いのは継続中ですが、軟膏は塗っていません。

 

「少しでも赤い所が残っている様なら塗った方がいいけど、大丈夫そうですね」

「これで皮膚科での治療は一件落着」

と元気な先生。今後も皮膚科はこの先生にお願いしたいなって先生です。

「その後咳はどうか」も聞かれました。

皮膚科とは関係ない症状ですが、

”皮膚科医としてだけでなく、医師として体全体の状態を考える”と

診療方針に上げているだけの事はあります。相談して良かったです。

 

「その後(皮膚科の先生のアドバイス通り)耳鼻科を受診しました」

「抗生剤をタリビット→クラリスロマイシンに変更」

「咳止めはコデインリン酸→以前服薬した事のあるメジコンに変更して貰いました」

「変更後、2日程で改善したので今は服薬していません」

と報告しました。

 

 

  薬疹原因薬

 

  • カルボシステイン
  • コデインリン酸
  • タリビット

「今後この3つは避けた方が良い。カルボシステインは替えがない薬ですが」

だそうです。

 

6/10に呼吸器の先生にカルボシステイン以外にも去痰剤はあるか聞きましたが、

「あるけど一番良いのがカルボシステイン」と小さな声で言われました。

カルテに入力中だったので、これ以上深く聞きませんでした。

耳鼻科の先生もカルボシステインは他の種類に変薬しなかったので、あまり効果がないのでしょうか。

喘息&副鼻腔炎で痰が絡みやすいので、去痰剤が使えないのはこの先不安材料です。

まぁ、本当に必要になった時に考える事にしましょう。

 

  薬疹と他症状(咳+吐き気)の関係性

 

薬疹が出た事と、咳が悪化した事の関係性については言及されませんでしたが、

服薬を中止後、咳も薬疹も改善したのでそういう事(副作用?アレルギー?)

だと思います。

私もそれ以上は突っ込んで聞きませんでした。

他の医師が処方した薬であった為、返答に困るだろうと思ったからです。空気を読んで遠慮しました。

 

  アレルギー検査(1995年)

 

30年程前にアレルギー検査(パッチテスト)を受けていた事を思い出したので、

その時に陽性だった物も報告しました。

  • クロム
  • コバルト
  • フラジオマイシン

クロムとコバルトは、

トリマー時代に鋏で使われている物もあったので避けていた為覚えていましたが、

フラジオマイシンの事は忘れていました。

そう言えば、抗生剤に入っていると説明された事を思い出し、

どこかに書き残していないか調べ回ってやっと見つけました。

 

「今回の件とは関係ないですよね?」と質問しましたが、

「………」(無言)

 

と言う事は全く影響が無い訳でもないし、

影響があったかははっきりしないと捉えて良いのでしょうか…。それとも他の事を考えていた?

ほぼほぼ影響はなしでしょうが、アレルギーを起こしやすい体質である事は関係ありでしょうか。

 

「ちゃん覚えていて偉いですね」と褒められました。

「かなり詳しく調べて貰えたんですね」

「どこの病院でやったのですか」も聞かれました。

「30年前でも体質は変わらないので、今後も避けた方が良い」そうです。

 

実はこのパッチテスト以外にも腕に注射をするプリックテストもした記憶があるのですが、

その時は何も言われなかったので特に問題がなかったのだと思います。

何を調べたのかは覚えていません。

 

その後かかりつけ薬局に行き、

アレルギー可能性薬と、アレルギーテスト陽性分の登録をお願いしました。

「色々アレルギーがあって大変ですね」と言われ、

改めて、使えない薬(これ以外にもあり)が多いと再認識しました。
 

 

~以下備忘録~

 

  「皮膚プリックテスト」

 

プリックテスト専用針で少量のアレルゲンを皮膚にいれ、

15~20分後に皮膚の反応をみる検査。

アレルゲンそのものがあれば血液検査にはない項目を行うことができ、

血液検査で偽陰性になりやすい、

甲殻類アレルギーや果物・野菜アレルギーの診断に有用。

 

  「パッチテスト」

 

遅延型アレルギーのアレルゲンを確定するのに有用。

通常はアレルゲンを皮膚にぬり48時間後に皮膚の反応をみる。

アレルゲンそのものがあれば検査が行えるため、

原因と思われるシャンプー、化粧品などのアレルギー検査を行うこともできる。

※私の場合、

検査をしたきっかけは水泳のゴーグルで接触アレルギーを起こした事でした。

ゴーグルの一部を切って、他の物と同じようにパッチテストを行いました。

 

●フラジオマイシン(医薬品)

外用抗菌薬、目薬、点耳薬、点鼻薬 ※薬剤師さんには内服薬もあると言われました。

●クロム(金属)

革製品(靴、ブーツ、グローブ)、皮革用なめし剤、セメント(微量)、

クロムメッキ、歯科用金属、染料、多くの防食剤など。

●コバルト(金属)

歯科用金属、セメント、インク、絵具、鍵、ファスナー、エナメル、

ビタミンB12製剤など。

 

  金属アレルギーとは

 

「金属接触アレルギー」
皮膚に直接接触して起こす。
「全身型金属アレルギー」
食品や歯科金属に含まれた微量金属が体内に吸収されて発症する。
 

  汗疱状湿疹とは

 

全身型金属アレルギーの最も多い病型である。
ニッケル、コバルト、クロムのパッチテストが陽性を示すことが多く、
チョコレートや豆などの金属の多い食品を制限することにより軽快することがある。ただしこれらの金属は人体にとって必須金属でもあるため、
厳格すぎる除去食は避けるべきである。
そう言えば、
昔汗疱と診断された皮膚科でもきのこ等の金属を含む食事は控えた方が良いと言われたなぁ。
それよりチョコを控えた方が良さそうですね…。

 

  去痰剤の種類

 

●ムコソルバン(アンブロキソール塩酸塩)

●ムコダイン(カルボシステイン)

●ビソルボン(ブロムヘキシン塩酸塩)

の3つが有名であり、頻用されます。

 

  去痰剤、効き所の違い

 

「ムコソルバン」
①気道潤滑去痰剤
肺サーファクタントと呼ばれる成分の分泌を増やし、
気道粘膜に痰が絡みにくくする作用。
粘液の分泌と線毛の運動を促進させる事で、痰をどんどん体外へ排出させる。
ムチン(粘性の分泌物の主成分)その物を減らしたり、分解する作用はない。
 
「ムコダイン」
痰の性状を変えて排出しやすくするばかりでなく、
ムチンその物の産生を減らしてくれる作用。
①粘液調整作用
痰の主成分であるムチンの生成を抑え、分泌量を減らす。
シアル酸とフコースの成分比率を通常の状態に戻し、
痰の粘り気を減らして体外に出しやすくする。
②粘膜の正常化作用
粘膜の炎症を抑えると同時に、痰の排出をする線毛細胞を修復する。
 
「ビソルボン」
ムチンを分解する事により、痰の粘調度を下げて排出しやすくする。