悲運の知将明智光秀にはない、リーダー信長の魅力とは? | 私のリーダーシップ論~人に学ぶ・ドラマに学ぶ

悲運の知将明智光秀にはない、リーダー信長の魅力とは?

今年の大河ドラマ『江』ですが、
第6話は『本能寺の変』に続いて、
謀反人明智光秀が討たれるという回です。


市村正親演じる光秀は、こう語ります。


「みなが汗をかきながら、なんとかお役に立ちたいと
必死になって背中を追いかける」信長と、
「誰もついて来ない」光秀


この市村光秀に語らせた言葉が、
已むに已まれず信長を討った光秀という男の悲哀と、
信長のリーダーとしての人物像をよく表していますね。


おそらく、才気煥発な明智光秀であれば、
自分が天下人の器でないことは、
よくわかっていたと思います。


では、わかっていてなぜ信長を討つ暴挙に出たのか?



天が、次の秀吉という男に天下統一のバトンを渡すために、
光秀に本能寺の変を起こさせたのか?
いや、天はそのような酷いことをさせないと、
私は思っています。


しかし、歴史の大転換点でそのようなことが起きるようですね。
まぁ、それ以上の掘り下げは各自の価値観や信念によるので、
それぞれがすればよいと思いますが・・・。



ただ、信長にはひとを背中で統率する人望があり、
光秀にはそれが乏しかった。
これだけは、間違いがないでしょう。



光秀にない信長のリーダーとしての魅力は一つには、
「目的に向かって直線的に進んでいく集中力」だと思います。