昨日、カラフルスクリームかれん・みゆ、すーぱーぷーばぁー!!茜・まゆ香の4人が出演した『鐘の音にのる祈り』を観に行きました。
かれんについいては2021年以来2作目ですが、前作とは違いしっかりとしたセリフもある役で、みゆ・茜・まゆ香の3人にとっては初挑戦です。

 

舞台は年の瀬が迫るホテル。そのフロントにまず2組の2人の女性客が受付を済ます。そして、誕生日なのに母親が来ないと泣きわめく女の子と、ホテルのスタッフから逃げる花嫁が登場し、その2組の部屋に飛び込んで「かくまって!」と言うところから話が始まります。

 

まず、花嫁が窓から飛び降りようとするが、その部屋の女性客に止められる。その部屋の2人は姉妹で、花嫁の話を聞くと、子供を身籠りながら結婚することや母親になることに対する不安から結婚式を目前に逃げ出したと言う。その花嫁は22歳。その話を聞いて姉は親になることなど自分の経験や出来事を話し始める。その姉は自分の子供を事故で亡くしていて、このホテルにはその姉のために妹が連れて来たという。

 

一方、泣きわめく女の子も同じように窓から飛び降りようとする。が、相手にされず、むしろ面倒なことに巻き込まれたくないと部屋から追い出そうとする。この部屋の客は双子。未成年ながら親子と偽って受付をすり抜けていた。

ところで、この女の子には2人の使いがいて、ずっとホテルの人と探していた。その外の様子に気づき、この部屋に女の子がいることを伝えて会わせることに成功。しかし、ここで2人が未成年だとバレてしまう。そして問題がもうひとつ。2人の荷物が違うものにすり替えられていた。

実は受付をしている間に、後ろに置いていた荷物がすり替えられていた。その犯人が“怪盗四季”を名乗る5人姉妹、春・夏・秋・冬・うるう。その夏が荷物をすり替えていた。その後、双子と出会っていて、夏が盗った荷物の中のネックレスをつけていることに気づかれるが、その場は上手くやりすごす。

 

その怪盗四季が泥棒を成功させている中、影の薄いうるうが成果をあげられずにいた。そんなうるうに見るからにお金持ちな1人の女性から盗ってくるよう言って、残る4人はアジトへ帰っていく。そして、うるうはその女性の部屋へ。まずノックをして開けさせたところ、影が薄いがゆえに気づかれずに侵入することに成功し、影の薄さが武器になることに気づきバッグとプレゼントを盗ることにも成功。アジトに戻って成果を報告するものの、その才能が覚醒し4年に1度のうるう年のように輝きを放っていて、泥棒をするのに武器となっていた影の薄さを失っていた。

ということで、5人それぞれの成果を発表することに。まず夏が盗ってきた双子のバッグ。開けてみると出てきたのはなんと遺骨。「呪われる」と恐れおののく4人背中に夏が箱をちょん、ちょんと触れていく。


そんな中、花嫁は姉のアイデアで二十歳になった生まれてくる子供への手紙を書いていた。その途中、年をまたぎ除夜の鐘が鳴っているのが聞こえると、花嫁は何かを思い出したかのように部屋を飛び出す。

この時ホテルの屋上では双子が、両親を事故で亡くし、親戚付き合いが少なかったこともあって2人は別々に引き取られることになっているのが嫌で生きる理由がないと、屋上から飛び降りようとしていた。そこに花嫁が現れ双子に手紙を渡そうとするが全く気づかれない。

 

そこで花嫁は怪盗四季の前に現れ、手紙とネックレスを子供に渡すように伝える。が、5人は遺骨の呪いだと思い怖がって逃げてしまう。5人は屋上に逃げて、最終的に花嫁に手紙ともうひとつのネックレスを託される。5人以外、誰も花嫁の存在には気づかない中、無事に双子の手に渡る。そして双子に渡った手紙は間違いなく2人の母親の字で、その内容は2人が二十歳になった時のことを想像して15年前に書かれたものだった。

母親の想いを知り涙が溢れてくる中、手紙を読み終えると、2人はこれからも生きていくことを決意して、物語が終わりました。

 

 

と、こんなものでしょうか。記憶で書いているので実際と違うところもあると思いますが、もちろん書いている以外にも出来事もある中、芯の部分を書いていきました。

 

最初は同じような流れの2組の話でしたが、話が進むにつれ花嫁が双子の母親だと分かり、それが双子の荷物に入っていた遺骨で、かつ花嫁の話は15年前の出来事だということが分かってきました。

 

そしてカラスク・すぷばの役は怪盗四季の4人、夏(みゆ)・秋(まゆ香)・冬(かれん)・うるう(茜)で、現在と過去を繋ぐ重要な役どころでした。

また、双子役のメンバーが手紙のシーンで本当に涙を流していたのが印象的でした。

さらに、この公演は千秋楽で、カラスク・すぷばの4人は昨日の公演のみの出演でしたが、最後はダブルカーテンコールもあって、盛り上がりの中、終演しました。

 

 

話の時系列が違っていて少し複雑な感じもありましたが、最後は親子の感動的な話でした。