2024.4.6
4月のシルバーハイキングは山中渓へお花見ハイキング。
大阪府の南の端、JR阪和線の山中渓駅周辺は沿線には桜並木があります。
桜満開の絶好のお花見日和で花見客も沢山、いつもはひっそりとしたところが
人と車で大混雑でした。
駅前の沿線と車道沿いの桜並木
車道の脇に旧道があります。紀州街道(熊野古道)山中宿家並みが残されています。
石畳で綺麗に整備されています。
和歌山側の山中宿入口にある塞ノ神(道祖神)
街道沿いには古い家並みが残されています。
旧山中宿本陣跡地です。旅宿ではなく休憩、昼食時の本陣だったようです。
土塀に囲まれ建物は建て替えられていますが広大な庭、老木、庭石など往時が偲ばれます。
紀州街道は二十数軒の旅籠があったそうですが時代とともに姿を消し最後の一軒も
昭和の終わりごろここにあった旅籠「とうふや」の古い建物もなくなったそうです。
街道から右手に細い道を入って八王子社と馬目王子社を祀る山中神社へ行きました。途中にあった筆塚です。
神社への途中にあった八王子社観音堂(奥の院)跡。
山中神社。承歴3年(1079)紀州岡崎より山中に移り住んだ澤四郎善真が信仰
していた八王子社を祀ったのが始まりだそうです。
山中集落の大阪側入り口付近にあった熊野古道の九十九王子の一つ馬目王子が
ここに移されています。
街道に戻って大阪側に歩くと江戸時代の山中渓旧庄屋屋敷があります。
紀州街道の旧道が車道に合流する手前、右手の細道を入っていくと地福寺です。
境内には見事な枝垂桜が満開の花を咲かせていました。
本堂は波太神社の神宮寺であった神光寺を明治18年に移築したものです。
本堂のガラスにうつる枝垂桜
熊野街道の琵琶ケ岸懸の南にあった地蔵堂王子のから移された地蔵菩薩がこの境内に
祀られ、子安地蔵として安産信仰で崇められています
枝垂桜をしばし鑑賞
地福寺の枝垂桜を鑑賞後は桜並木の花見見物へ