2017年11月26日(日) ラオス シーパンドン

 

♡コーンパペンの滝。

 

 今日は前日のソムパミットの滝に続き、コーンパペンの滝見物です。

 

 何でもこの滝は世界一の称号を持つとか。ん?南米のイグアスの滝とかギアナ高地のエンジェルフォール、あるいはアフリカのビクトリアフォールなら分かるけど・・・。

 

 これは、是が非でも行ってみてこの目で確かめねば、となった次第です。

 

 

※ナイアガラの滝が入っていませんが、その昔、アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルト夫人がイグアスの滝を見て、可愛そうなナイアガラの滝よ、と言ったとかで入れていません。

   m(_ _ )m

 

 このコーンパペンの滝に行くには、いったん島を出て本土側に渡ってから行かねばなりませんが、前日にツアーを申し込んでいましたので、指定された時間にチケットを買った代理店に行きました。

 

 そこで、しばらく待ってから子供を連れた女性に付いて船着き場に向かい、ここで女性と一緒に連絡船に乗って対岸のナカサンに渡ります。どうやらこのツアー?の参加者は私一人だけのようです。

 

♡もう一度、本土側に渡る。ある程度の人数で行動すると思っていたが。船も一般の渡船。ピンクの服の女性が添乗員?

 

 陸に上がると女性がソンテウのドライバーと何か話し、私だけがこれに乗り込み、出発です。女性も滝まで一緒に付いて来ると思ったのですが、どうやらそうでは無いようで、結局、この先、デッド島に戻るまで私一人の単独行動でした。

 

 こんなことなら私一人でここに来て、バイクタクシーのドライバーと交渉した方が良かったかと後悔の念が起こります。(よく内容を確かめなかったのも悪いが)   

 (T_T)

 

 私を乗せたソンテウは20分ほど走って公園前に到着です。

 

 園内に入り、無料の電動カートに乗って滝の近くまで移動すると、どこからともなくゴウゴウという音が聞こえてきます。

 

 その音の方に向かって歩いて行くと眼前に滝が現れました。瀑布の規模は昨日のソムパミットの滝よりさらに大きく、より迫力があります。

 

 

 しかし、しかしです。私にはどうしてもこの滝が世界一とは思えません。

 

 水量、高さとも南米のイグアスの滝の方が圧倒的に上で、イグアスの滝の悪魔の喉笛と呼ばれる場所へ水が流れ落ちる様を真上から見るとまるで吸い込まれるような錯覚がしたものです。(水が流れ落ちる真上の所まで遊歩道で歩いて行け、そこに展望台があった)

 

 コーンパペンの滝を見ながら、これは、誇大宣伝の類ではあるまいか?との疑念を覚えたのですが、後でワールド・ウォーター・フォール・ベースというサイトを見てみると、やはり、このコーンパペンの滝は世界一の部門があるようで、それは滝幅との事でした。ただし、樹木などで遮られていて滝幅の全体は見えないのですが。

 

 すると、私は滝を見ていてある事に気付きました。

 

 私の見ている展望台から下に降りて、滝のすぐ近くまで歩いて行けるのですが、一人の人物がどうやってそこに行ったのか、より激流の近くに佇んで流れを見ています。もし、落ちれば命はありません。すわっ!これは!

     (  ゚ ▽ ゚ ;)

 

 そこで、私も下に降りて、その近くまで行きます。

 

 すると、その人物は足元に置いていた網を構え、一瞬、心気を整えるやいなやエイヤッとばかりに網を投げ広げました。どうやら投網のようです。(漁師だったのか?)

 

 しかし、これには虚を突かれました。私は、投網とは流れの緩やかな場所で行われるものだとすっかり思い込んでいましたので。

 

 

 

※追記 2018年8月放送の「行ってQ」で、この人の事を伝説の漁師と紹介していた。

 

 

 辺りを見ると、激流で岩がえぐられ、溝のようになった場所にロープを2本上下に渡していましたので、これを伝って行ったのでしょう。流れ落ちて来る魚を獲る簗(やな)も仕掛けられています。

 

♡さらに漁師は綱渡りで場所を移動する。足元はサンダル。もちろん命綱など付けていない。肩に掛けている投げ網は一見、軽そうだが先端に鉛のおもりが幾つも付いているのでかなり重い。

 

※追記 「行ってQ」ではイモトが、命綱をつけてこの綱渡りをしようとしたが、結局、恐怖で渡ることが出来なかった。

 

 そういえば、命懸けで漁場に渡り、日がな一日、流れ落ちて来る魚をひたすら待ち続ける漁の事をテレビで見たり、椎名誠の旅行記で読んだ事がありますが、これがそうなのでしょうか。しかし、残念ながら投網には一匹の魚も掛かってはいませんでしたが。

 

 私は、この後、この滝公園をさらに散策します。ここは随分、立派に整備されていてレストランなども備わっています。

 

 滝の下流の方に歩いて行きますと、beach↘と書かれた看板がありましたので、これは奇特な、きっとトップレス姿のフランス姉さんが何人もデッキチェアに寝そべり、あまつさえ、サンオイルでも塗りたくりあって、トレビア~ンとでも言ってるのではあるまいか、とスケベ心を隠しつつ降りて行ってみましたが、何のことは無い、岩の間にホワイトサンドどころか、煮しめたような色の砂がわずかばかり堆積していただけで人っ子一人居ませんでした。(こういうのもbeachと言うのだと初めて知った)

川・ε・川

   

 こうして、私は滝見物を終え、公園ゲートへと戻ったのですが、私を連れてくれたソンテウドライバーが見当たりません。

 

 しばらく、座って待っていたのですが、それでも現れませんでしたので、これは、たばかられたのではあるまいか、と不安に駆られます。

 

 辺りを見回しますが、ゲート前にはバイタクやソンテウの姿は無く、ツアー御用達の車ばかりです。

 

 ひょっとして私の乗って来たソンテウは、片道だけ私を連れて来たのでしょうか。ツアー料金から判断して往復だと思ったのは、私の思い込みだったのでしょうか。(ここに着いた時にしっかり確かめなかった)

   (・・;)

 

 さて、どうして島に戻ろうか、と考えておりますと、一台のソンテウがどこからともなく現れて私の前に停まりました。見ると、それは私をここに連れて来たドライバーの車で私はようやく愁眉を開いたのでありました。(どこで油を売っておった!)   (=`(∞)´=)  

 

 こうして島に戻った私は、まだ陽がありましたので散策に出掛けました。もう、明日にはこの島を出なければなりません。

 

 自転車で島巡りをしたのは、主に島の西側だったので、今度は東側を歩いてみます。

 

♡島の内陸側の風景。刈り入れの終わった陸稲田が。

 

♡もう使われていない味のある、かってのバンガロー。何年前のものだろう。今よりさらにここは秘境感があっただろうな。

 

 そして、その先に・・・。

 

♡ハ、ハッピーマッシュルーム?それにマッシュルームティーも!これは法律的にセーフなのか。看板から見て今もオーダー可能のよう。私は思わず、辺りを見回し、ラリッた奴がいないか探した。それともこれは、ただの健康食品で、頑固な便秘にお通じ改善自然食品、シーパンドン産ハッピーマッシュルームを、と言う類なのか?   (・_・;)