2014年3月4日(火

 

 

♡バイクでランカウイ島を走っていると水牛の群れに遭遇。あわよくばブル・チャージを仕掛け、私をバイクごと踏み潰してやろうと鼻息も荒く、こちらを窺っている用心棒の若い衆たち?

 今日はレンタルバイクで遠出をしてみる事にしました。

 宿泊しているABモーテルから歩いて2~3分の所に、レンタルバイクショップが有りました。

 店の中に入ると若いインド系の店員がいます。


 私はバイクを借りたい旨を告げレンタル料を払いました。2日間で1,920円です。ここ、マレーシアのランカウイでも免許証のチェックは有りませんでした。ただし、パスポートはバイクを返却するまでショップに預けないといけません。

 手続きを終え(手続きと言っても大した事はしない)、キーを受け取ろうとすると、この若い店員は「ところで誰が運転するんだ?」と聞いて来ます。


 誰もと言っても、このショップには私一人でやって来たので運転するのは私に決まっています。

 これは異な事を聞くと思い、私が運転する事を告げると、この店員は「エッ、お前が!」と驚くではありませんか。

 

「小僧!、お前が、まだオムツも取れない頃から、こちとら、バイクに乗っているんでぇ(原付だけど)、だいたい、この店のバイクは全てホンダ、スズキ、ヤマハ、カワサキの日本製だろうが、俺は、その日本から来たんでぇい!(意味が分かんないけど)」
   ( ̄へ  ̄ 凸

 と、怒鳴りつけてやろうと思いましたが、それだけの語学力は有りませんので、ただ、お追従笑いを浮かべるだけでありました(我ながら情けない)。

  

  せめてもの意趣返しにバイクに跨るとパリパリパリ~ンと思いっきりふかしてから勢い良く発進です。

 しばらく走るとガソリンスタンドが有りましたので、給油をして行く事にしました。

 店員に決まった額のお金を渡してコインをもらい、後は自分で入れるセルフサービスです。160円も入れればタンクはほぼ満タンになりました。


 私は、さらに風を切ってバイクを進めます。

 途中でヨットハーバーが有りました。青い海に純白のヨットが映えます。双胴船タイプの豪華ヨットも停泊しています。つい、いつか、こんなヨットで世界中を周れたら、という夢を見てしまいます。




♡途中にあったヨットハーバー。 

 さらに走る事、10分程で最初の目的地のロープウェイがある場所に着きました。

 バイクを停め、お土産を売っている店が並んでいる通りを歩いて行くとロープウェイ乗り場がありました。これで、独特な形状をした岩峰を2段階を経て一気に700メートル上ります。

 960円の料金を払ってロープウェイに乗り込みます。同乗者は中国人のアベック二組です。何となく、いろいろな意味で居心地の悪さを感じます。


 眼下には熱帯林が広がっています。樹木の一本一本がやたらと背が高いのに驚きます。

 時々、風でケーブルカーがグラッグラッと揺れるのが適度なスリルです。

 頂上までは所要約20分という事ですが、私には随分、短く感じました。

 頂上からは、360度視界が開けて、アンダマン海の眺望も素晴らしいものでありました。




♡眼下に広がる青い海。 

 頂上からの眺めを堪能した後、下に下り、さらにバイクを走らせていると道端の浅いクリークに水牛の群れがいました。ここ、ランカウイは水牛の島でもあるらしいです。

 私はバイクを停めて、コンデジを構え、水牛に近づいて行きました。

 私のコンデジの望遠の最大倍率はたかだか5倍です(本当はもっと上げられるらしいけど操作が分からない)。


 迫力のある画を撮ろうと、私はなおも水牛に接近します。

 すると、群れの中の見るからに屈強そうな何頭かがこちらをじっと見て警戒しています。戦闘要員でしょうか。

 私は突進して来た水牛の角に引っかけられ、ビヨ~ンと空中高く放り上げられるのは嫌なので、じっと水牛を注視していました。水牛が前足で地面を掻き出し突進の構えを取ったらすぐさま逃げようと思っていました。



 しかし、後から考えるに前足で地面を掻くのは闘牛場の牛であって、水牛が同じ動作をするものなのでしょうか。第一、水牛が本気で向かって来たら、人間の足では逃げ切れないのではないでしょうか。周りには登れる木も隠れられる障害物も有りません。

 ところが今、思うと不思議に私には、この時、恐怖感というものが無かったのです。

 水牛と私の対峙はどれだけ続いたでしょう。肌を突き刺すような陽射しに、私の全身から汗が滴り落ちます。



 ちなみに、アフリカのサファリツアーでぜひ見てみたい動物はビッグ5と呼ばれる象・ライオン・ヒョウ・サイさらに水牛だそうです。さらに、この中でも水牛は、その気性の荒さから現地の人に特に恐れられているそうです。

 
やがて、水牛の群れはくるりと反転し、向かい側の低い土手を上って私と距離を取り、また、私の方を見ています。

 私は水牛に勝ったのです。(水牛にすれば水遊びをしていると突然、闖入者が現れたので何だ、何だ、この変な奴は。触らぬ神に祟り無し。くわばら、くわばらと思っただけでありましょう)
    
γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ


 空手の神様の故大山倍達(ますたつ)氏は若い頃、上野動物園のトラの檻の前に通い、トラと睨み合いをした末にトラを檻の奥に追いやったと聞きます。

 私は日本に帰れば、寧猛な水牛の群れに素手で立ち向かい、気迫のみで追い払った男としばらくは方々で吹聴して周る事になりましょう。ランカウイ島では毎年、水牛によって何人もの住民が命を落としていると尾ひれを付けて(この水牛は野生では無く、ただの農耕用の放し飼いだったのでしょうか。もちろん日本では伏せますが)。
     m(u_u)m

 結局、この日は5時間ほどバイクに乗ってランカウイ島を一周するのでした。


3月10日(月) タイ パダン・ブサール

○今日の出費
・昼食(ラーメン)             192円
・コンビニ(ドリンク、菓子)        64円
・夕食(カオマンガイ)           192円
・カプチーノ                88円
・コンビニ(缶ビールロング、パン、ミルク  201円
・生菓子                  96円
・パイナップル               32円


計 -815円 通算 46日目 -202,658円

収支 46日目 -85,960円

3月11日(火) タイ パダン・ブサール


○今日の出費
・昼食                        208円

 

 

♡考えてみたら毎日、同じようなタイ飯。そろそろ日本食が食いたい。
・フルーツ                64円
・コンビニ(ドリンク、歯磨き粉、他)   300円
・ホテル代(ベリンホテル)1泊分     1,120円
・カプチーノ               128円
・カラオケ代               1,440円
・チップ                 128円

計-3,388円 通算 47日目 -206,046円

収支 47日目 -88,508円