2013年12月11日(水)

前回からの続き

  中国人の団体は急速に大阪のおばちゃん達に接近して来ました。


  こんな時、私もですが同じ東洋人を見掛けるとまず、同国人かな、と詮索し、違えばどこの国の人だろうと考えるのが自然の成り行きです。


 
中国の人達も目の前の大阪のおばちゃん集団を見て日本人と認識したようです。それとほぼ同時に大阪のおばちゃん達も、中国人の団体と察したようです。何だか空気が張り詰めます?

  見ていると、両方のグループとも話し声のトーンが急に落ちました。互いが明らかに意識しています。

  俄かにこの場の空気が緊迫してきました。

 (・・;)

  私はいったん、事が起きれば電光石火、駆けつけ、当たるを幸い、と言いたいところですが間に入って仲裁をする覚悟ぐらいはしていました。けっして大阪のおばちゃんのスカートの中に隠れて身の安全を図ろうとは寸毫も考えていません。

  もう、中国人の団体さんも大阪のおばちゃん集団も肩を接するように混交しています。何時、不測の事態が発生するとも限りません。大阪のおばちゃんの「あんたら、いい加減にしいや!」という怒声がきっかけになるのでしょうか、それとも、中国の人の罵声が発端となるのでしょうか。
 Y(>_<、)Y


  じりじりとした時間が過ぎ、やがて、先に来ていた大阪のおばちゃん達がこの場を離れ始めました。そして互いの距離がある程度、離れたところでまた、にわか雨が過ぎた後のセミの声のように、それぞれ声高に話し始めるのでした。
 (-。-;)


  私は肩の力が抜けていくのを感じました。不謹慎ながら、ちょっぴり何らかのアクシデントを期待していたのかもしれません。

    (//・_・//)

  その後、私は大阪のおばちゃん達から離れて、遺跡公園内を一人で巡りました。

  その途中、ある考えが浮かびました。それは大阪のおばちゃん達から志願を募り、「離島防衛特別旅団」を創設する事です。
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!


  今、不幸な事に尖閣諸島の問題から日中間で軍拡競争が始まったと言えましょう。

  中国は空母遼寧を中心とした、空母機動部隊の編成に着手しているようですし、フリゲート艦50隻の建造も開始した、というニュースもありました。日本も輸送機のオスプレイを自衛隊で採用したり、次期主力戦闘機であるF35戦闘機の調達機数を大幅に増やすらしいです。

  互いにどれだけの予算を組まなければならない事でしょう。他にお金の使い道はいくらでもあるでしょうに。それに比べれば、大阪のおばちゃんを活用すれば断然安上がりでしかも、費用対効果抜群です。その口撃力は目を見晴るものがあるはずです。しかも相手を殺傷すわけでもないので、極めて人道的です(心は破壊するかもしれないが)


  大阪のおばちゃん離島防衛特別旅団を、数十名ずつ、三交代制で尖閣諸島に駐屯させておき、中国人民解放軍がやってくれば、すかさず口撃を浴びせます。すると、そのかしましさに辟易して相手は逃げ出す事、間違いなしです。

  どうでしょう、そこらの日本の軟弱な若者よりはよほど頼りになります。


  米軍のデルタフォースやグリーンベレー、あるいはネービーシールズに比肩すべき頼もしさです。

  でも、待てよ。中国の若者も、一人っ子政策の影響で随分、甘えっ子に育っているというじゃありませんか。呵責無い大阪のおばちゃんの口撃にあって一生消えない心の傷、トラウマになる者が続出するかもしれません。


  すると中国は国際世論に訴えて、ジュネーブ条約によって禁止と定められた毒ガス兵器やダムダム弾(先端が鉛になっており、命中すると同時にキノコ状となって深刻なダメージを人体に与える)が戦場での使用を禁止されているように大阪のおばちゃんも最前線に立てなくなるかもしれません。

  いやいや、それよりも大阪のおばちゃんのリーサルウエポンとしての効果に着目して同様の部隊を中国も編成してくるかもしれません。


  大阪のおばちゃんに匹敵する中国のおばちゃんはどこのおばちゃんでしょう。

  しかし、突然、横から見ていた韓国も同じコンセプトの部隊を作るかもしれません。しかも南大門市場のキムチ売りのおばちゃんから構成されていたりして。これは強力です。竹島へ配備されたら容易な事ではありません。


  う~む。さらに中国は大阪のおばちゃん部隊の弱点を突いてくるかもしれません。

  それは中国13億の人民の中から、氷川きよし似の人間を選んで部隊を編成し、尖閣諸島に送り込むことです。

   大阪のおばちゃん達は、これでは易々と上陸を許してしまうでしょう。しかもペンライトを振って・・・。
 w川・o・川w


  と、こんな取り留めも無い事を考えながら歩いていた私は疲れを感じ、ふと頭上を見上げました。時刻はもう正午近くです。12月とは言え、南国の太陽がほぼ真上から強烈な陽射しを浴びせ掛けています。私は今日は帽子を忘れて被っていない事を思い出しました。


  暑さにやられたのかな、オレ、もう帰って昼寝するぞ、とつぶやきつつ、出口へと向かう私でした。

 

追伸 幸い頭は大丈夫でした。
 

 

 

 ンパーンでの2軒目のゲストハウス、Tonnam GH。一泊 300バーツ(960円)。
 
 机と椅子が、小さく、ガタついてトレードし難かったが、部屋が広くて、明るく、  雰囲気があって気に入っていました。場所は、地球の歩き方に載っているリ バーサイドGH(欧米人に人気があっていつも満室)の道路を挟んで斜め前。
 
 
・昼食(カオマンガイ、鶏肉載せご飯)  35バーツ(110円)
  ・味噌ラーメン                              59バーツ(185円)
  ・レンタルバイク(3日分)                  600バーツ(1,890円)
  ・グレープジュース                        20バーツ(63円)
  ・パパイヤ                                   25バーツ(78円)
  ・コンビニ(石鹸、アイスケーキ他)     72バーツ(226円)

  ・ガソリン(バイクほぼ満タン)           150バー