2013年11月28日(木) 

 
 
 
 ♡写真上 メーサイからチェンマイ間での検問。眼光鋭く辺りを睥睨する精鋭。鬼神も避ける泣く子も黙る百戦錬磨の古参鬼軍曹の風格。見よ、この横着な座り方を。銃はM-16。30連弾倉。ボディアーマー着用。マスクは少しお風邪を召しているのか?(たぶん排気ガス対策)

♡写真下 怪しい挙動は一瞬たりとも見逃さぬ!車内から写真を撮っている私を認め、ゆらりと立ちあがり、近づいて来て窓を開けるよう、あごで示し、鋭い眼光のまま、「どこから来た?」「に、日本から来たであります」「・・・グッド」、ひょっとして日本びいき?                       
                              
タイ チェンマイ


 天候がもう一つはっきりしません。陽射しが照ると暑くなり、曇ると急に涼しくなり、夜は寒さを感じるようになったりと体が上手く順応していない感じで調子がもう一つです。

 恥を忍んで書きます。

 またまたやってしまいました。ノーヘルでお巡りさんに検挙されてしまいました。正確に書くとこれに運転免許証の不携帯が加わります。

 今日、珍しく朝食を食べに外にバイクで外出しました。お粥(ジョック)の名店で食事をし、少しそこら辺を走ってみようと旧市街の中を回ってそろそろ宿に帰ろうとお堀沿いを走り、角を折れた所で検問です。

  私は検問している場所の手前でバイクを急停止し、様子を窺いました。この道は一方通行でバックすることは出来ません。横道に入ろうにもそれもありません。

 とまどう私を認めたお巡りさんは「はい、こちらに来なさい」と手招きし、哀れ御用となりました。
 (>_<)


 その時、ヘルメットはかぶらずバイクの車体に掛けていたのでした。また、いつもはバックに入れている国際免許証も宿に置いて来てしまいました。

 お巡りさんの最初の言葉「免許証を見せなさい」、それに対して宿に置いて来ました、と出来るだけ同情を引くように哀れっぽく答える私。さらにお巡りさん、「では、パスポートは?」、私はますます恐縮して宿に置いていますと消え入りそうな声で。※パスポートは常時、携帯の義務はないです。

 もし、私がどちらかを持っていたら反則金を確かに警察署で払いました、という証明書を持って戻ってくるまでこのお巡りさんが人質?に持っておくことになります。

※詳しくは10月分の「海外プチスティ チェンマイでバイクをレンタル」編を読んでみて下さい。

 次にお巡りさんは「日本人?」と聞いてから罰金が400バーツ(1,260円)である事を私に伝えてから反則切符を切り出しました。

 そして反則切符を渡しながら警察署(正しくは交通警察)の場所を教えてくれましたが、私が警察署の場所がよく分からない、という表情をすると繰り返し教えてくれます。

 お巡りさんはサングラスとマスクを掛けていましたが、声色・態度は、決して威圧的、高圧的ではありませんでした。ちなみに日本で交通違反で切符を切られる時、変に警官の皆様がやさしい物腰なのは違反者の怒りを抑える効果があるためだとか。これはこれで腹が立つけど。

 私は反則切符を受け取ると、では、只今から警察に出頭致して参ります、とばかりにパリパリパリーンとエンジンをふかしその場を離れました(もし、日本だと免許証不携帯ですのでバイクに乗ることを許可されないでしょうが)。

 いったん宿に帰り、受付の女性に交通警察の場所を教えてもらいました。女性は私も最近、駐車違反で罰金を払ったの、と慰めてくれながら地図に印を付けてくれました。交通警察の場所はピン川に架かるナラワット橋の近くでした。

 交通警察の場所はすぐに分かりましたので構内に入るとお巡りさんが親切に手続きする場所を教えてくれました。

 手続きは3~4分で済みました。構内を出ると目の前を、女子中学生と思しきバイクのノーヘル二人乗りが黒髪をなびかせてエンジンをパルパルパル~とふかしながら通り過ぎて行くのです。

 私は普段はノーヘルで目の前を通っても何も言わないのに思い出したように取り締まりをしやがって、給料日前の小遣い稼ぎじゃねえのか、と思わず口汚く罵るのでした。

 追記 現地に長年お住いの方にお伺いしたところ、最初に言われた400バーツの罰金はいわゆる袖の下で、その場で払っていれば警察署に行かなくても良かったのではないか、との事でした。

 万が一に備えてヘルメットはかぶりましょう。でも暑いし、ヘルメット無しで走っている人が沢山いるのを見るとつい・・・。