2013年11月8日(金)
夕べも、夕食を買いに夜店が並んでいる場所へ行きました。
メーサイはチェンマイと比べると食べ物の選択肢が減ります。最もチェンマイは、タイ第二の大きさの都市ですし観光客の数も全然違いますが。
昨夜の激辛焼きおにぎりに懲りたので、辛くない物を探します。
すると、竹の中に、もち米と小豆を混ぜたものを詰め、それを炭火で焼いて売っています。
♡竹筒ご飯。
以前、読んだ本で第二次大戦末期、連合軍の追撃を何とか逃れビルマ(現ミャンマー)からタイ領内へと来た、病でふらふらになっていた日本軍兵士がこの竹筒ご飯を売ってもらい、その美味しさに戦友と涙した、という記述がありました。
そこで、さっそく2本、買って帰ります。
竹の皮をはぐと竹の内側の薄膜がオブラートのようにもち米を包んでいます。それを口にするとほんのり甘く、かすかに竹の香ばしさがあり、大変美味しかったです。
(o^-')b
タチレクにて
ようやく、しつこいポン引き達から逃れて自由に歩き回れるようになりました。
最も、「タバコ?、バイアグラ?」の巡回売り子は至る所にいましたが。
売っている大半の商品が中国製でしょうか。服屋、雑貨屋、アウトドア用品店というのもあります。時計屋で品物を見ていると、店主が寄って来て「ロレックス、オメガ、おー、こちらはカルティエね」と、うさんくささ全開で営業トークです。
┐( ̄ヘ ̄)┌
DVD屋も何店かあり、けっこう賑わっていました。見てみると、日本のテレビドラマや映画のコーナーもありました。もちろん、違法コピーです。
♡豊富な品揃えではあるが・・・。
♡大丈夫?(・・;)
他にも靴屋にカバン屋、さらにカー用品屋といろいろあります。
かなり広いので歩き疲れ、途中にあったコーヒースタンドでカプチーノを頼みました。一杯40バーツ(126円)です。ちなみに、ここタチレクではバーツがそのまま使えます。カプチーノはけっこう本格的な淹れ方です(インスタントの小袋を使うのも普通にある)。
♡コーヒースタンド屋さん。
野生動物保護を目的としたワシントン条約に違反したものを売っている店はないか探してみました。サイの角に象の牙、さらに虎の毛皮などなど。しかし、私の見た限りでは、この手の店はありませんでした。あったとしても、もちろん、買う気は無いですが。
さらに歩くと宝石店がありました。しばらく見ているとルビーを使ったシルバーのアクセサリーが気に入ったので土産に買います。総額1,300バーツ(4、095円)。店主が言うには「ハイ クオリティー」とのことですがこの値段です。くずルビーでしょう。あるいは、ただのガラス玉の可能性も。
一通り、見て廻ったのでマーケットの外に出てみました。そこはロータリーになっていて車や人々が行き来していています。
このローターリーに立って通りを眺めていると国境線一つ越えただけで、様子が違うのが面白いところです。
行きかう人達を見てもミャンマーらしさがあります。男の人も女の人もロンジーという腰巻をしている人が目立ちます。
また、さらに特徴的なのが女の人が顔に塗っているタナカという、木を摩り下ろして水に溶かしたものを顔に塗っていることです。白というよりはややクリーム色がかっています。それを丁寧に塗るのではなく、結構、ラフに塗っているので顔がまだらになっています。このタナカには皮膚を陽射しから守ったり、ひんやりさせる効果があるそうです。
少し先に行った所にミャンマー食堂があったので中に入って定食を注文してみます。ビルマ料理は油をふんだんに使うので、長く旅行していると胃にもたれてくる、という事を聞いたことがありますが、やはりメインの魚料理もかなり油ギトギトです。
♡ミャンマー料理。ビール込みで90バーツ(283円)。
♡店番の女の子。写真を撮ると嬉しそうにお母さんの所へ報告に行った。
そうこうしているうちに、そろそろタイ側へ戻る時間が来てしまいました。
確かにタイ側に比べて経済格差が目立ちます。オート三輪車一つとっても、タイのトゥクトゥクと比べてミャンマー側のは見るからにごつく、古色蒼然としています。走る速さも日本の耕耘機並です。
♡ミャンマーのオート三輪。
♡タイのオート三輪。明らかにミャンマーのよりタイの方が洗練されている。
ミャンマーは世界最貧国の一つに数えられるらしいですが、解放改革路線に舵を切った今、アジア最後のフロンティアとして今後、急速に発展していくことでしょう。
私の見た限り、人々も穏やかで(国境で待ち構えているポン引きは除く)また訪れたい国でした。(旅行者も急増しているらしいです)