2013年10月19日(土)


ソイに流れるこの曲は

 今日も朝から雨模様です。これで三日連続です。チェンマイに着いて九日間は本当に気持ちの良い天気が続いていたのですが。

 今朝、パソコンを使ってこの文章を書いているとどこからともなく曲が流れてきました。パソコンのキーを打つ手を休めて外を見ると、向かいのランドリー屋さんからでした。じっと耳を傾けていると聞き覚えのあるメロディーです。しばらくその曲が何という曲だったか思い出そうと聞いているうちに、ようやく思い出しました。

 その曲は渥美二郎の「夢追い酒」です。もちろん、今、流れているのはタイ人の女性歌手がタイ語で歌っているのですが間違いありません。

 私もつい口ずさんでしまいました。「あ~なた な~ぜな~ぜ、わたしをす~て~た~」と(この曲はタイではポピュラーなのか、この後、タイ南部のハジャイやプーケットタウンの街中でも流れていた)。

 小雨に濡れたソイ(路地)に流れる女性タイ人歌手による美しい歌声の日本の演歌。風情があります。

    (T_T)

 


♡このお店から曲が。こういうランドリー屋さんがソイ(路地)に入ればたくさんあります。1Kg、アイロンがけで50バーツ(157円)、アイロンがけ無しで30バーツ(94円)。

○今日の出来事
 

タイマッサーに行って来た

 ソイを歩いていると感じの良いタイマッサージの店があったので入ってみました。タイの街中には至る所にタイマッサージの店があります。

 小ぎれいな店の中に入ると奥から、おうっ、おうっと言いながら洋系の若い男が出てきました。中国系のオーストラリ人で名前はダニエル、大学生だそうです。

 聞いてみるとオイルマッサージを受けたそうです。私はダニエルの様子からとっさにいわゆる性的マッサージを受けたのかな、と思いました。タイでは普通に見えるマッサージ店でもオイルマッサージではそういうサービスも時にあるらしいからです。私もそういう誘いを受けたことがあります。

 しかし、ダニエルの場合、たんに性的快感ではなく、マッサージの施術に感動しているようでした。人間、すれてくるとこういうふうにすぐ勘ぐってしまいます。


 私は椅子に座って、フットマッサージを頼みました。ダニエルはまだふうふう言いながら帰ろうともせず、隣の椅子に座ってお茶を飲んでいます。(どんだけ気持ち良かったんじゃ)
 ┐( ̄ヘ ̄)┌

 この場には、私とダニエル、それに足を洗ってくれる若い女の子ともう一人、マッサージをしてくれる感じの良い女性の4人がいて、タイ語・日本語・英語のちゃんぽんで楽しく会話が弾みました。

 タイの緩い風は人を饒舌にするのでしょうか(旅の恥はかき捨て?)私は、若い女の子に、「クン・ナーラック・マーク・ナ」、君、すごくかわいいね、とかマッサージをしてくれている女性に「クン・ペン・コン・スワイ・カップ」、あなたは美人です、などと言って喜ばせては悦に入ってました。

 すると、女性の胸を上から眺め下ろす形の私は、つい調子に乗って、「マイ・ジャイ・ローン・ナ、クン・ノム・ヤイ・ナ」、怒らないでね、あなたのお乳、大きいね、と言いました。すると、二人の女性は、ぽかんとしていましたが、私がもう一度言うと大笑いになりました。

 私にフットマッサージをしてくれている女性、エーさんは、怒る真似をしながら、タイの女性にそんな事を言うと、相手を「ネックカット」すると言いました。つまり首を切るということです。話はそれますが、女性が男性の一物を切る、阿部定事件ですね、それがタイでは年に何回か起きているそうですよ。タイ人女性の優しく、慎ましやかな様子からはいやはや、なんともです。情が深い裏返しでしょうか。
 (  ゚ ▽ ゚ ;)

 エーさんは、日本の女の人はそう言われるとどうなの?と笑いながら聞いてきたりしました。その後もマッサージをしながら、なぜか思い出し笑いをするエーさんでした。

ダニエルも最後まで残って話をし、愉快な時間を過ごすことが出来ました。ためしにマッサージ代は150バーツ(472円)、チップを40バーツ(126円)あげました。ヾ( ´ー`)