日本でのものづくり | CHONO(チョノ)っとDiary

CHONO(チョノ)っとDiary

「CHONO」に関するNEWS・日々の出来事を少しづつ綴ります。

ここ一年ほど、バタバタしてて中々ブログなんかも書く時間が無くなってきてまして笑

そんな中最近本当に感じることが。

日本で生地を作り、仕立てることがどんだけ難しく難解になってきているか。

産業として繊維業が国内で盛んに行われて時代は流れ、日々縮小し続ける国内の繊維、縫製加工業。

もちろん世界を代表する会社も沢山残っておりますが、私達のように小さくも自分達にしか作れない服を生み出す仕事を担ってる方には、かなり厳しい状況になってきております。

全国の職人さんにお会いする機会も多く、状況を垣間見ると、かなりの苦労をされているところばかり。

海外生産も進化を遂げて、物流費を低くなり、技術を身につけ、これまでよりも精度が高く、多少少ない生産数でも受けてくれるところは増えてきた。

需要に応じて産業が柔軟に対応することは当たり前の事だが、それが国内では向かい風になっているように感じます。

日本もそうしたら??

と単純に考えればそうなのですが、雇用問題や、外国人研修制度の変革など、その変化に追いつけずに、無くなってしまう作り場が本当に多い。

職人の方々は、依頼者からの仕事を一生懸命に行い、作ることに没頭する。

世の中がどう動こうと、生きる為に織り、生きる為に縫う。

柔軟に対応できるほど、余裕なんてこれっぽっちも無い。

築き上げてきたmade in japanの価値はそんな職人さんの、血と汗でこれまで作られてきました。

そんな今だから、どうやったら職人が守れ、日本の技術を残せるのか。。。

本当に頭がよじれるくらいに悩みます。

ま。それが私の仕事なんですけどね☆


こんな時代だからこそ、これまで支えてくれた日本の職人さん達の為に出来ることをやろうって日々思います。


抜本的な解決策なんて見当たらない。


僕らブランド運営者が絶えず寄り添いながら、一緒に物を作ること。


まずはそれを出来るだけ守り継続することを意識して、ものづくりに向かいます。


現場を見て、


人から人へ、


作り場の命と思いを乗せて、


明日からも日本のものづくりのバトンリレーをしていこう。


まだまだやれる!