昨日付の熊日新聞に、こんな記事がのっていました。

福島・いわき市の小学生21人、受け入れ計画。

受け入れ先は、熊本県水俣市。


夏休みの一ヶ月間、
豊かな自然環境で羽を伸ばしてもらおうカエル霧ハチという計画です。




橋渡し役となったのは、
水俣市で紙すき職人をしている

「はぐれ雲工房」金刺潤平さん。


昨年、私も取材をさせていただいた方で
小国杉やイグサを使った和紙などを手がけ、
世界中で和紙すき体験を広めている方です。


私も便せんやはがきを持っていますが、和紙の風合いがステキ音譜

$和の暮らしってステキ。



ミナマタといえば、「水俣病」のために
何十年もの間、偏見や風評被害に苦しめられてきた地。



中学生の頃、他県から転校して来た子から
「熊本へ行くと水俣病になるっていわれた」
という話を聞き、ショックだったのを覚えています。


もちろん、現在の水俣は海もキレイですし
素敵なバラのガーデンなどもある美しい場所晴れです。




金刺さんは、水俣とは縁もゆかりもない
静岡のご出身。


ですが、

胎児性水俣病患者たちとともに
和紙づくりなどを行う
フリースクールのボランティアで来られて以来、


水俣を見捨てて帰れない


との思いで、和紙を通じてミナマタの存在を
世界にアピールしてきました。




だからこそ

原発不安に加えて、偏見や風評被害に
耐えている方たちの気持ちが痛いほど分かるのでしょう。





7月下旬から1ヶ月、
保護者を含めて28人が水俣市へとやって来て,
費用は水俣市が全面的に負担するそう。


水俣市の皆さん、有り難うございます合格


全国でこうした活動が広がり、
少しでも子どもたちのストレスが軽減できますように。