情報の一元化の話。


 俺は、情報シート(伊藤塾)を愛用していた。 情報シートは、辰巳でいう条文・判例本と似たようなもの。
 新司に必要な条文、趣旨、関連知識、判例が一冊にまとまっているものだった。
(条文・判例本と違って、バインダー形式なので書き込みがしやすい)



 ただ、予備校本は完璧ではない。
 だから、自分なりに修正した。例えば、論証や趣旨の言い回しなど。
 また、模試などで間違えた知識は、書き足して補充した。



 つまり、これ一冊があれば、安心というものを作った。
(主に論文)
 これは、直前期の時間のない中、復習の効率化という意味でもっとも有効な手段だと考える。
 受験生の中では、その方法は違えど、一元化ははスタンダードなものだろう。



 しかし、ここで注意すべき点がある。
 それは、一元化を実践したとしても、それがどれぐらいの期間で回せるかというを意識を忘れてはいけないということだ。
 例えば、全体で20の量を10までに一元化したとする。しかし、直前期に結果として5しか回せる時間しかないとしたならば、この一元化は全く効率の意味をなさないものとなってしまう。
 常に全体との予定の中で勉強を進めることが大切だと思う。



 なお、俺は基本書は読まない。
 どうしてもわからない時に、辞書代わりにみる程度だった。
 理由は、直前期に見返せる時間的余裕がないだろうという推測からだ。
 また、基本書は「ただ読んでるだけ」ということが多々あって身についたという実感があまり得られないことも理由の一つだ。俺の場合。
 ただ、基本書の重要性は認識しているつもりなので、基本書を中心とした勉強を批判するつもりはない。



 ポイントは、
①各資格試験において必要な知識を把握する。
②その知識を一元化する。
③一元化においては、例えば5科目あったならば、これを一週間ぐらいで回せるものを目指して作る。
④作ることに意義を見出ださない。簡単なメモ程度で良い。



 なお、一元化といっても、「一冊」にまとめろという意味ではない。
 見返す参考書は複数あっても良い。
 ここでいう一元化とは、一冊をみれば、他の参考書などに容易にアクセスできる状態をいう。


 そして、一元化をしたならば、あとはそれをひたすら回す。
 そして、当たり前になった知識は見返さない。
 これは、色ペンやマーカーを多様することで分別できる。



 一元化は、科目数の多い資格試験においては、必須の勉強手段だと考える。