友人の容体急変をうけて | エトランゼ-別館-

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元がん患者。
主婦、時々、旅人。

 

 

大学病院まで走った。

 

 

 

2008年の夏に入院した時の闘病仲間。

いつも元気いっぱいで、私にも元気をわけてくれたパワフルな彼女。

「危ないんです」という携帯ごしの家族の言葉に心臓が飛び上った。

そんなわけない。

 

 

 

ICUのベッドで、眠っている彼女に「来たよ」って声をかけたら、
一度だけ目を開けて「ねいちゃん・・・」と呼んでくれた。


もう胸が痛くて痛くて、5分そこそこで病院を飛び出してしまった。

 

 

 

「春は別れの季節」っていうけど、
そんな言葉はもうそろそろ聞き飽きた。
この春はもうこれでもかってくらいたくさんの別れを経験したから、
このへんでもういいじゃないか。

 

ねぇ彼女までもっていかないでよ、神様。

 

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