肺にきたかも知れない | エトランゼ-別館-

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元がん患者。
主婦、時々、旅人。

いつも通り14時からの腫瘍診ドアを開けると、肺のCTを眺めながら先生が渋い顔。

なんかある「かも知れない」らしい。

先ほど撮ったばかりのCTには右肺に5mmくらいの影が映りこんでいた。

 

過去のCTをひっくり返して検証。

どうやらブツは時によって映ったり映らなかったりしているようだ。

 

なんだこれ、ついに転移か。

 

ちょこっとおののいたが、取り敢えず様子見。

どっちみち、すぐに大きくなるようなタイプのがんじゃなし。

しかし、一気に気分がへこんだ。

 

そういえば、この病院で最初の主治医としてお世話になっていたK先生が、実家の方の病院に移られたらしい。

もうこの病院に戻ってこられないのは寂しい。

今度戻ってこられたら、もっとちゃんとお礼を言わなければと思っていたのに。

何だかんだいっても、私にとっては命を救ってくれた先生だ。

どうか健康に気をつけて頑張って欲しいと思う。