彼と今後の方向性を定める約束をした。
今後の方向性…
別れるか、別れないか。
今月中に、決める。
猶予は1ヶ月あった。
途中経過は「お前のトコから仕事に通う。」だった。
あと10日。
何故、方向性を定めようかと思ったかというと、自分達の将来を考えたから。
もうすぐ私は27歳になって、彼は今年40歳になる。
腹を決めなければ一緒になんて居れない。
いずれ別れるのであれば、今、別れる。
結婚するなら彼以外は考えられない。
何故なら、こんな私の横に居れるのは彼以外に考えられないから。
そして、ミズキが居るから。
ミズキの父親は彼だけだから。
それに、子供が出来るかどうかわからないのに、図々しくて、他の人との結婚なんて望めない。
さらに、中絶したり流産したりした女を、誰が望んで結婚したいなんて思う?
子供への思いはミズキにあるし。
ミズキに会えなくなったばかりだからかもしれないけど、また妊娠して出産なんて、考えられない。
だって、私はミズキに会いたいのだから。もぅ会えないんだけど。。。
もしもこの先、彼と一緒になっても子供は望まないと思う。
だって、やっぱり私が会いたいのはミズキだから。
それにもしも、また流産したら…そう考えると、もぅ妊娠したくない。
彼も望まないと思う。
ミズキがもしも産まれていて、ハタチになった頃には彼は60歳だし。
彼自身、自信が無いと思う。
結婚・妊娠・出産が、必ずしも幸せとは限らない。
ただ私達は、今後の方向性をきちんと定めなければもぅ一緒に居れないと思った。
いつか別れるという不安の中で、一緒に居れないと思った。
いつか別れるコトが無ければ一緒に居れる。
その方向性を定める。
いつまでもダラダラと一緒に居ることは出来ない。
タイムリミットまで、あと10日。
10日で、私達の今後が決まるのかと思うと、彼と一緒にいるのが息苦しい。
今月は、今までの半分くらいの時間しか一緒に居なかったけど、とても濃かった。
しばらく会わないでいようかな。
時々、襲ってくる胸の苦しみと共に、涙を止めることが出来ない時がある。
外回りから帰ってきて、車を止めた瞬間に溢れてくる涙がある。
ハンドルにしがみついて、涙を止める。
何事もなかったかのように、車を降りる。
毎日この繰り返し。
姉に「平気そうに見える。」と、言われた。
当然だろう。
平静を装っているのだから。
「平気なワケないだろ。」と、言った。
平気なワケない。
それでも毎日はやってくる。
仕事はある。
上を見ることはまだ出来ない。
ただ、前を見ること。
下ばかり見ていても、幸せが落ちているワケじゃない。
平気なワケないだろ。
苦しいに決まってる。
悲しいに決まってる。
駐車場で一瞬にして泣いていることを、誰も知らない。
平気なワケない。