昨夜、あの人に会った。
2週間ぶり。
「会ったらすぐに抱きしめたい」って言っていたあの人は、会ってすぐにアタシを抱きしめなかった。
やっとアタシを抱きしめた時、「会ったらすぐに抱きしめたいって思っていたのに、会ったら…なんか…もったいなくて…。」って言った。
何度も何度もキスをして「いっぱいキスしてるのに、”もぅいいや!”ってならないね。」って言いながら何度も何度もキスをした。
帰るとき、アタシの車の横に車を止めてアタシは車から降りた。乗り慣れた助手席。昨夜、初めて「この車が好きになった。」って、思った。
珍しく一緒に降りてきて、車が隣にあるというのにアタシの車まで送った。
「じゃあね。またね。」って言いながら抱きしめるその腕は、言葉とはうらはらにゆるめることはしなかった。
手を離したと思うと、「もぅ一度」と言って、また抱きしめてキスをする。
こんなコトを繰り返しながら、離したくない腕を離してアタシ達は互いの家に帰った。
あの人がこんなコトをするのは珍しかった。滅多に「好き」と言わないこの人が、帰り際に恥ずかしそうに「好き」と言ってアタシを抱きしめた。
「会えない期間、携帯があってありがたいと思ったよ。メールって、すごいね。起きるとちょんからのメールが入っていると嬉しいし、仕事が終わって”終わったー”ってメールすることが嬉しい。」って、言った。アタシは「そうだね」と、言った。
「そうだね」と、思ったと同時に、この人の心情を察知した。
仕事の忙しさ。プレッシャー。日々の淋しさ。。。「この人は、アタシが居ることが本当に支えになっているのかもしれない。それほどまでに苦しくて疲れる毎日を送っているのかも知れない。」と、思った。
アタシにはどうすることも出来ないけど、この人の”何かに甘えたい”という気持ちがやっと分かった気がした。以前、友達に言われたこと。「彼はあんたに”責められること”を望んでいるんじゃないんだよ。」やっと分かった気がした。。。
まだ雪が降る時期で長袖だった頃から始まったアタシ達の時間は、今、半袖の季節も同じ時間を共有している。また、長袖の時期になってもアタシ達は一緒に居るのだろうか。一緒に居たいと思う気持ち。一緒に居なくてもダイジョウブになっていたいと思う気持ち。。。一緒に居るのだろうか。。。
いつか、この人と離れるときが来ることを知りながら、明日でさえどうなるか分からないのに、未来の約束なんて一つも出来ない。会えるときに会うだけ。ただそれだけの頼りないモノなのに、そんなモノに甘えて頼ってしまう。人間とはなんて弱い生き物って思う。けど、今はこのままで居たい。どんな形であれ、アタシはあの人を失うことが一番怖い。いつかは訪れるだろう恐怖。逃れることの出来ない恐怖。分かっていながらアタシはあの人を離すことが出来ない。あの人もアタシを離すことが出来ない。。。
この人のことで泣いたことがない。辛いことは何度もあったのに。いつか訪れる恐怖に涙するのだろうか。
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浦佐駅の近くにある喫茶店では手相と姓名鑑定、どちらかを見てくれる。
最近友達になったタラちゃんと早速行ってきた。
仕事のこと、健康のことを見てもらった。
仕事「事務ぅ?まぁた…似合わない仕事してるねぇ。」
健康「肩こり・視力低下・タバコの吸いすぎ・肝機能が悪い・生理不順。ボロボロだな。」
それから、アタシの中で”忘れたことがないコト”について。
「ゴメンナサイは、もぅやめなさい。それは、切り離すことになる。そんなこと、しなくてイイ。守ってくれてありがとう、いつも側に居てね。コレでイイのだ。」
と、言われた途端に涙がこぼれた。ボロボロ涙がこぼれた。久しぶりにあんなに泣いた。