「こんなに沢山いろんな話しをしているのに、なんか…壁がある。」
アタシは、無意識のうちに壁を作って居るんだろうな。けど、それはその相手との壁を作りたくて作っているワケじゃなくて、自分の殻を作ってしまっていて、その中に入りっぱなしだからだろうな。
傷つきたくなくて?わかんないな。でも、多分…きっとそうなんだ。
その殻を破るのはもちろん自分自身なんだけど、いとも簡単に柔らかくしてしまうその手をアタシは知っている。そして、逆にそれが殻をより堅くする手だという事も。
無意識のうちにその手を求め、また時に酷く嫌う。
アタシはその手の中で甘えきって好き勝手な事ばかり言っていた。そんな自分に気が付かず、その手を傷つけてばかりだった。アタシとその手は、傷ついた部分を癒やし合う為に存在したような感じだったが、いつしか互いに傷つけあい、嫌いあい、それを分かりつつも傷を埋め合った。
友達に「なんか…壁がある。」と、言われて分かった事。その友達との壁を作りたいのではなく、アタシ自身が殻の中に入ってしまっている今があると気づいた。
ココ最近、泣きたくても、泣けるような状況でも泣けなかった理由が分かった。
その友達はきっと、アタシが「泣いてもイイ?」って言えば「イイよ。」って言ってくれたと思う。だけど、アタシは言わない。泣かない。甘えない。プライドとかそんなんじゃなくて、欲しいのはたった一つの手だけだと知ってしまったから。
沢山の人を傷つけて、沢山の人を殻に押し込めた。今度はアタシが傷ついて殻に閉じこもる番なのかもしれないな。
最近、姉がアタシに言う「あんた、最近イイ感じだよ!波動がイイのかなぁ?あんたと一緒に居たいと思うもん!なんか…イイ感じだよ!」
意味が分からなかった。「ナニ言ってんの?」の、繰り返し。
このことも合わせて考えてみた。多分、アタシに逃げ場が無くなっている今だからだろうな。って思う。逃げ場が無くなっているから、正直にならざるを得ない。自分自身に責任を課せざるを得ない。自然に身を任せ、流れるままに生きている気がする。その状態を姉は「イイ」と言う。
確かに、ラクなんだ。今、とてもラクなんだ。心も体も。
その理由も分かってる。たった一つ、欲しい手が、もぅアタシの側には無いから。
欲しいことを分かっていても、もぅアタシの側には無い。
けど、結果としてこれはアタシにとってイイ結果を出すハズだ。
逃げ場も甘える場所も無い。今のアタシには好都合だ。
逃げ場なんて要らない。
昨夜、夜空を見てタバコを吸ってたときに思った。
「こうやって、肌寒い夜にいつものようにタバコを吸って、暖かいモノを飲む。いつか、アタシの隣に当たり前のように一人の人が居るようになったら、同じように肌寒い夜に暖かいモノを飲んでタバコを吸いたい。」と、思った。