アタシのじぃちゃん。父の父なんだけど、会ったこと無いのよ。父が19歳くらいの時に亡くなったから。
じぃちゃんは、毎日欠かさず日記を付けていたんだって。アタシは見たことないんだけど、姉が見たときに最後のページに書かれてあったこと。
「オレはガンかもしれない。」
それ以降、日記は書かれていなかった。
その後、医者に行ったんだろうな。じぃちゃんは末期ガンでもう手の施しようがなかった。享年53歳で亡くなったんだ。早すぎるね。
翌年、ばぁちゃんが亡くなった。ばぁちゃんもまたガンだった。チューブになったみたい。
アタシのもう一人のじぃちゃん。母の父。
アタシが中学の時にガンで亡くなった。治療して治療してって繰り返したんだけど、転移しちゃっててもうダメだった。入院生活も長くて、ばぁちゃんも疲れていた。じぃちゃんが亡くなったとき、ラクになったのはじぃちゃんはもちろん、ばぁちゃんもラクになっただろうな。
病院からじぃちゃんを運んだ車の中にばぁちゃんも一緒に乗っていたんだけど、その時の顔を見たら疲れ切っていた顔だった。じぃちゃんが亡くなったのは悲しいけど、アタシの母や母の姉妹は、「ばぁちゃん頑張った」って言ってた。
父の姉がガンになった。子宮ガンから脳に転移した。場所が悪くて、現在治療出来ない状態だ。数年の闘病生活が続いた。。。
社会人1年生の時に、母が乳ガンになった。幸い、アタシが一人暮らししていたトコから病院が近かったから、仕事が終わって毎日母の所に行った。
発見も早く、取り除いた胸も少なくすんだ。「悪性かどうかは、摘出しないと分からない」と言われていたんだけど、やっぱりガンだった。ものすごい大きなショックを受けただろう母。
アタシは母が入院している間、出来るだけのわがままをきいてやった。
母は、数週間で退院した。
現在、元気ハツラツで大好きな仕事に明け暮れている。「そんなに仕事ぱばっかしてるとまたガンになるぞ」なんて言われながら、それでも「もうガンなんてならないよ!」と平気で言う母。
人の命を奪うガン。強がらないと怖さで潰されてしまうであろう心。母はきっと今でも怖いだろうな。
我が家はガン一家。隔世遺伝なんて関係ない。気を付けないと。