【名】
レオ・レオニ作の絵本。
2004年ちょめちょめ倶楽部の解散式の際、会長の山口が挨拶で、この絵本の話をしたという。
例えスイミーのように1人だけ体の色が違っても、絶対みんなの役に立つ。ちょめちょめ倶楽部という変わったメンバーが集まった集団だけど、それぞれの個性と役割があったからこそ…というメッセージが込められていた。
【あらすじ】
スイミーは小さな魚。ただ、兄弟がみんな赤い魚だったのにスイミーだけは真っ黒な小魚だった。大きな海で暮らしていたスイミーと兄弟たちだったが大きなマグロに兄弟を食べられてしまい、泳ぎが得意だったスイミーだけがなんとか助かる。
兄弟を失ったスイミーはさまざまな海の生き物たちに出会いながら放浪するうちに、岩の陰に隠れてマグロに怯えながら暮らす兄弟そっくりの赤い魚たちをみつける。スイミーは一緒に泳ごうと誘うのだが、マグロが怖いからと小魚たちは出てこない。
そこでスイミーはマグロに食べられることなく自由に海を泳げるように、みんなで集まって大きな魚のふりをして泳ぐことを提案する。そしてスイミーは自分だけが黒い魚なので、自分が目になることを決意するのだった。かくして小魚たちはマグロを追い払い、岩陰に隠れることなく海をすいすい泳げるようになったのであった。