6年半ほど前になります。
T1でグレード3
ということで、2度のTUR-bt と6回のBCGを受けました。
血液検査と尿細胞診で経過観察して
1年後の定期検査の際に
「念のため」CT検査を受けたところ
3箇所の骨盤内リンパ節転移と
1箇所の遠隔転移(腎臓横のリンパ節転移)が発覚しました。
「念のため」とあえて書いたのは
当時の膀胱癌治療ガイドラインに沿った的確な治療、経過観察であったことや
T1で2度TUR-bt を受けて癌細胞が見られなかった場合の、その後の転移例がとても少なかった(ネット上で公開されている文献等で確認)ためです。
でも最近
同じT1膀胱癌の方で、私と同様の経過でリンパ節転移が見つかった人たちがいる(それも1人とかじゃなく)ことを知りました。
今思うのは
T1膀胱癌の方は、ぜひ3ヶ月後、半年後
CT検査を受けて欲しいということです。
以前は、転移が見つかった時点で
癌が全身に回っていると思われていたのが
どうもそうではないかもしれない
という考え方になってきています。
私のように腎臓横まで転移があっても
そこから先へは行っていない(かもしれない)ケースが
多くあることが分かってきたようです。
私の頃はまだその辺りがあやふやだったと思うのですが、
主治医の英断で抗がん剤治療(GC療法)と同時に腹部・腰部放射線治療を受けることが出来ました。
その頃は、転移した時点で手術は出来ないというガイドラインでしたから
その代わりに放射線科医師に抗がん剤と同時での放射線治療を主治医が相談してくれて
命を助けてもらったのです。