複雑な気持ち | 前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

2013年11月8日に 膀胱がん 粘膜下層浸潤T1G3発覚。約1年後の2014年12月にリンパ節転移。遠隔転移ありのステージ4になっちゃったけど、同時化学放射線治療で奇跡的に寛解継続中!

今日は公休日。

朝から雨がざーっと降ったり、日差しがさしたと思ったら曇ったり雨晴れくもり

でも、随分涼しくなってきたので
体には優しい陽気でホッとしています^_^





***


自分は膀胱癌ステージⅣ患者。
腎臓の真横の腎門部リンパ節を含め
4個のリンパ節転移があった
遠隔転移患者です。


退院時には内一つのリンパ節転移巣は
画面にしっかり写っていました。

画面上、寛解してから約4年経過しようとしていますが
退院後から続けている低容量抗がん剤治療とハイパーサーミアを
今も定期的に受け続けています。



この治療をやめた途端に再発してしまった患者さんがいる
と聞いているのもあって、
私の中に癌細胞君たちがもういないとはっきり分かるまでは
やっぱり治療を止めるのはものすごく怖いのが
本音...汗





***


職場の後輩オッドアイ猫


彼女のお父様は膵臓癌ステージⅣ。
抗がん剤がとてもよく効いて、寛解してから2年近く経過しています。


彼女にとって、かけがえのない大切なお父さんなので、心配で心配で仕方がないという気持ちは
とてもよく分かっているつもりなのです。


ただ、私の状況も知っているはずのその彼女は
お父様がいかに大変で自分がどれだけ不安に思っているのかを
懇々と私に訴えてくることが度々あって

私のことは「マイコさんはもう大丈夫と思います!」と何の根拠もなく言うのです。



昨日もそんなことがあったので 

「私もお父さんと同じく、もしかしたら助からなかったかもしれないんだよね」
「主治医の先生もそう思っていたと思うんだよね」
「お父さんも私も、治療が奏功して本当に良かったね」

と話したのですが

「うちの父は本当に大変だったんです。今の状態は奇跡的なんです真顔

 と...




彼女にしてみたら
私はいつも強くてたくましい先輩。

きっとそうなのだろうなぁ...
と何となく思ってしまいました。



まぁね、
仕方ないょね〜

と思いつつも、何だかなぁとちょっと複雑な気分ほっこりあせる




その後も何で命が助かったのかの話を
彼女がしてきて

「マイコさんも父も、徳を積んだからですよ!」
「マイコさんも父も、まだまだこの世でやらなくちゃいけないことがあるからですよ」

と言っていました。




でも、私はそう思わないのです。


Nさんも、Sさんも、Iさんも
上田先生も

きっと、色んな思いを抱えながら
天国へ旅立っていかれたたくさんの人たちも

私なんかよりもずっと
他人のために心を砕いたり、困っている人たちに手を差し伸べたり
そんな人たちがたくさんいて

まだまだ生きて
やらなくちゃいけないと思うことや
お役目を全うしたいと心から願っていたことが
あった人たちが大勢いると思うんです。




だから
徳を積んだから、とか
必要とされているから、とか

そんなことではないとずっと思っているのです。




***


こんなとき、

NさんやSさん、Iさんたちに
会いたいなぁ、

話したいなぁ、

と今はもう叶わないことを
よく思います。




そんなときは
お昼休みにひとりでぼ〜っとしている時間が
自分にとってのリセット時間...

かなぁ〜





雨晴れくもり