朝から雨がざーっと降ったり、日差しがさしたと思ったら曇ったり





でも、随分涼しくなってきたので
体には優しい陽気でホッとしています^_^
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自分は膀胱癌ステージⅣ患者。
腎臓の真横の腎門部リンパ節を含め
4個のリンパ節転移があった
遠隔転移患者です。
退院時には内一つのリンパ節転移巣は
画面にしっかり写っていました。
画面上、寛解してから約4年経過しようとしていますが
退院後から続けている低容量抗がん剤治療とハイパーサーミアを
今も定期的に受け続けています。
この治療をやめた途端に再発してしまった患者さんがいる
と聞いているのもあって、
私の中に癌細胞君たちがもういないとはっきり分かるまでは
やっぱり治療を止めるのはものすごく怖いのが
本音...

***
職場の後輩

彼女のお父様は膵臓癌ステージⅣ。
抗がん剤がとてもよく効いて、寛解してから2年近く経過しています。
彼女にとって、かけがえのない大切なお父さんなので、心配で心配で仕方がないという気持ちは
とてもよく分かっているつもりなのです。
ただ、私の状況も知っているはずのその彼女は
お父様がいかに大変で自分がどれだけ不安に思っているのかを
懇々と私に訴えてくることが度々あって
私のことは「マイコさんはもう大丈夫と思います!」と何の根拠もなく言うのです。
昨日もそんなことがあったので
「私もお父さんと同じく、もしかしたら助からなかったかもしれないんだよね」
「主治医の先生もそう思っていたと思うんだよね」
「お父さんも私も、治療が奏功して本当に良かったね」
と話したのですが
「うちの父は本当に大変だったんです。今の状態は奇跡的なんです
」

と...
彼女にしてみたら
私はいつも強くてたくましい先輩。
きっとそうなのだろうなぁ...
と何となく思ってしまいました。
まぁね、
仕方ないょね〜
と思いつつも、何だかなぁとちょっと複雑な気分



その後も何で命が助かったのかの話を
彼女がしてきて
「マイコさんも父も、徳を積んだからですよ!」
「マイコさんも父も、まだまだこの世でやらなくちゃいけないことがあるからですよ」
と言っていました。
でも、私はそう思わないのです。
Nさんも、Sさんも、Iさんも
上田先生も
きっと、色んな思いを抱えながら
天国へ旅立っていかれたたくさんの人たちも
私なんかよりもずっと
他人のために心を砕いたり、困っている人たちに手を差し伸べたり
そんな人たちがたくさんいて
まだまだ生きて
やらなくちゃいけないと思うことや
お役目を全うしたいと心から願っていたことが
あった人たちが大勢いると思うんです。
だから
徳を積んだから、とか
必要とされているから、とか
そんなことではないとずっと思っているのです。
***
こんなとき、
NさんやSさん、Iさんたちに
会いたいなぁ、
話したいなぁ、
と今はもう叶わないことを
よく思います。
そんなときは
お昼休みにひとりでぼ〜っとしている時間が
自分にとってのリセット時間...
かなぁ〜


