尿細胞診のための検尿と採血の後、
胸部・腹部の単純CTを撮ってから
泌尿器科外来で膀胱鏡検査を受けました。
膀胱鏡検査を受ける部屋で検査を待っていたら
「◯◯さん〜 こんにちは
」と

いつもと変わらない
穏やかな優しい笑顔のK先生が

その後、30分も経たないうちに
診察室に呼ばれて
K先生から検査結果の説明を受けました。
この病院の泌尿器科では
放射線科の読影を待たずに、主治医の先生が
CT画像を当日確認して説明してくれます。
なので、結果が出るまでの数日間をドキドキしながら待っている...

というのがないのでとても救われています

結果は。
今回も無事に通過することができました

血液検査も尿細胞診も異常なし。
膀胱鏡も、とくに気になるところはなし。
CT画像で肺から膀胱付近までをチェックしてもらいましたが
4つあったリンパ節転移はほとんど消えたまま、新しい転移も見られず...
「退院から3年、抗がん剤治療を終えてから約1年(ほんとは10ヶ月) 経過しますが非常に順調ですね
」

「とは言ってもやはり『がん』なので絶対大丈夫ということは言えないですが」
「今後もしばらくは4ヶ月ごとの検査をしていきましょう
」

ということで
次回は6月に採血、尿細胞診、CT検査となりました。
K先生に、いつものように両手でのおまじないの握手をしていただいて

診察室を後にしました。
私にとって、K先生は
がんと付き合っていくためのお守りのような存在です

入院していた時からずっと続けてくれる
おまじないの握手は
気休めなんかじゃなく
私の体の中にいる免疫細胞くんたちを
とても元気にしてくれるような気がします

***
この病院には
楽しかったり嬉しかったり
ドキドキしたりした思い出と一緒に
悲しい思い出もあります。
外来に来るたび、
どうしたってリアルに思い出してしまう、
この先も、ずっと忘れることはないと思います、
でも、
心の中が、喜びや楽しさだけで満たされていなくても
悲しみが共存していても
いいんじゃないか、と思います。
悲しかったこと、辛かったこと
悔しかったことを
無理やり忘れよう、捨ててしまおう
としなくていいょ
そう自分に言ってあげたいなぁと
思っています

さあ、
退院してから4年、抗がん剤治療を終えてから
2年経過を目指して
前向いて生きていきましょう

見守っていてね!