寒くなるこの時期になると、
入院していた頃のことを
まるで昨日のことみたいに思い出すのです。
寒い廊下を食堂まで
点滴棒をひきながら
とぼとぼ歩いていたことや、
開かない窓の上の方にだけ見えてた
冬の空のこと...
今はなんでも食べたり飲んだりできて、
痛いと感じるところも、吐き気も
無いはずなのに、
カラダが
あの頃の感覚や、痛みや
吐き気や
泣けない苦しさを覚えているんだよな、と
ふとしたときに感じるのです。
思い切り泣けたらいいのになぁ、
どうして泣けないのかなぁ、、
そんなことを、毎日、毎日思っては
病室の天井を見つめてた。
もう、あれから3年経ったんだ、
***
さぁ、
気分を変えて
晩ご飯の支度でもしましょうか〜