膀胱がんが発覚したときのこと | 前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

2013年11月8日に 膀胱がん 粘膜下層浸潤T1G3発覚。約1年後の2014年12月にリンパ節転移。遠隔転移ありのステージ4になっちゃったけど、同時化学放射線治療で奇跡的に寛解継続中!

*ウェブリブログで書いていた日記を一部抜粋、修正しました。

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今から4年前の2013年11月8日に
主治医の先生と初めて会いました。

今から思うと、その年の8月くらいから
膀胱炎の症状で悩んでいたんだよなぁ、



仕事の忙しさにかまけて
病院にはすぐに行かず
薬局に売ってる薬でなんとかならないものか、
と、いろいろ試したものの
なかなか状態はよくならずT^T

職場の仲間に
「病院行った方が早く治るんじゃない?」
と背中を押されて
10月に入ってから、やっと病院へ行きました。


どの病院へ行けば良いのかわからず
とりあえず、外科だけど泌尿器も診てくれる
という近くの病院へ。

でも、尿の検査で細菌は検出されず
医師から
「あなたは精神的に結構負担の大きい仕事してる
みたいだし、まぁ、精神的な膀胱炎もあるので
それでしょう」
と言われ

抗生物質を20日間分処方されました。
(この時点でおかしい、と気付けなかったT^T)



処方された抗生物質を10日近く飲んでも
全く症状は治ることなく
それどころか、尿に血が混じるようになって

でも、バカな私は
怖いことになっている、と思いたくない一心で
(だからこそ、早く病院に行けば良いのに(^^;;)

その後も懲りずに数日間
抗生物質を飲み続けたのでした。



尿に血が毎回混じるようになり
さすがの私も不安になって
思い切って夫に話したところ

「抗生物質を20日間分も処方するなんて、絶対おかしい!」
「そこはヤブ医者だから、ちゃんと泌尿器科の専門医がいるとこ探して行ったほうがいい!」
と、半分呆れ顔で言われ

膀胱炎の症状が出だしてから3ヶ月くらい経過した、11月7日の木曜日(仕事の公休日)に
少し離れたところにある
泌尿器科専門医のいるクリニックを受診したのでした。



診てくださった医師にも
「抗生物質は、せいぜい3日~5日分くらいしか処方しないのに、20日分も...」
と驚かれ、
とにかくまずはエコー検査してみましょう
ということになりました。


エコー検査の結果
「気になる部分があるので、膀胱鏡検査というものをしましょう」
と言われたときも

抗生物質の飲み過ぎで
膀胱がきっと荒れて炎症おこしてるんだな、
程度にしか思ってませんでした。


検査が済んで、診察室に呼ばれたときも
しばらくは、この先生にもらった薬をのんで
しっかり膀胱炎を直そう~(-。
くらいにしか思っていなかったのです。




でも


医師の口から出た言葉は

「膀胱がんの疑い。それももう3センチくらいになってるので、なるべく早く大きな病院で検査してもらってください」

でした。


すぐに、今の主治医のいる総合病院の泌尿器科あてに
電話で連絡をとってくれて
「紹介状を書くので、それを持って明日必ず行ってください」
と言われました。





病院から出てきたときは、もう夕方。


頭の中には

ガン

という文字がぐるぐる回っていました。



どうしよう、
どうしよう、

私、ガンなの?


仕事はどうしよう?
家族のことはどうしよう?



どうしよう、
どうしよう、


とにかく、職場に電話して
明日休むことを言わなくちゃ、

それから夫にもメールして
ガンかもしれないって伝えなきゃ、、





それ以外には何も考えられなくて
とにかく、どうしよう、とばかり思っていました。


あの時
どうしてもっと早く、病院にいかなかったのか
どうしてちゃんとした専門医のいる病院にいかなかったのか、


今の主治医の先生のところで
膀胱がんだとはっきり言われたときになって

やっと初めて後悔してる自分がいました。