毎日新聞の書評欄で。(生きる言葉 新潮新書)
俵万智さんがこんな言葉を。
SNS(交流サイト)で直接会ったことのない相手とやりとりすることが当たり前に
なり、そこには暴力的な物言いも飛び交う今。著者(俵さん)も言いがかりのような
「クソリプ」に悩んだ時もあったが、冷静に分析する。
「顔の見えないところから石を投げて消耗しているが、言葉はそもそも
人と人がつながりたくて生まれたものだと思う。(本書は)楽しく
笑っていこうという提案でもあります」
言葉には人を傷つける怖さもある。
だが、著者はこう語る。
「言葉は生きる相棒。興味を盛ったり可愛がったりすると、良い顔を
見せてくれるんです」。