聖教新聞に川崎宗則さんのインタビューが載っていた。
44才になった現在も選手として活躍する彼の哲学には、多いに影響を受けた。
<周りと比べない>
彼は、高校時代、思いがけず、ドラフトに指名されたそうだ。
自分も先生も親も「ええっ!」と。
テレビカメラの前で、”活躍できるか保証できない”と。
不安は的中し、まったく、練習についていけない。
親に「辞めたい」と泣きながら、電話するほど。
だが、ふと考えたら、周りより全然うまくはないけど、自分の中では着実にうまくなっている実感があった。
だから、どうせ、クビになるんだったら、毎日寝て、朝起きて、ご飯食べて練習して、試合。
このルーティンをやり抜くしかない、と。
そう思った時、光が見えたんですよ。
ピカーンて。
それまで周りばかりを気にしてたけど、そうではなくて、僕自身の野球のページを一枚ずつ重ねようと
思い至った。
<不完全だからこそ>
メジャーリーグに入団したときも、英語はできず、安室奈美恵ちゃんの「CAN YOU CELEBRATE?」しか知らない。
それだけ分っときゃいいだろうって。
CELEBRATEだろ、CAN YOUだろ。みたいな。それが大きな間違いでしたね(笑)。
でも、僕自身は楽しかった。
自分で考えて工夫して、その時の環境を楽しむことができたから。
それに、不完全だったからこそ、今でも野球を続けているんだと思います。
25年、プロの世界にいても、いまだに野球が面白い。
<自分を面白くする>
ー若者や子どもたちに伝えていることは?
「夢を持たなくてもいい」、そのかわり「面白く生きよう」。
じゃあ、どうやって自分を面白くできるのかってことを考えてほしい。
夢はどんどんかわっていい。それよりも、遊びでも何でも、今、夢中になる癖をつけてほしい。
それはやっぱり、面白いから夢中になる。
”夢中癖”をつけると、大人になったときに仕事にも夢中になれるんです。
夢中になれるものがなかったとしても、「自分を面白く」という考えは持ってほしいと、自分の子どもたち
にも話しています。まあパパが一番人生を面白くしてるんだけど(笑)。
パパのまねをしろとは言わないけど、俺は楽しいよ、と言ってます。
(読後感想)
一面をピックアップしたので、大変わかりにくい、文になっていますが、信仰を持っていない川崎宗則さんの
哲学に、ショックを受けました。
大谷選手の活躍は、野球がうまいだけでなく、彼の人間性で回りの人がチャンスを与えたいと
支えてきていると。
野球はたくさん、チャンスをもらって、たくさん失敗する人がうまくなる。
だから「この人にチャンスを与えたい」って思わせる人間性が大事なんです、と。
ああ、ぜんぶ、書きたくなります。
このインタビューの題名は、「ネガティブだっていい 今を夢中に生きよう」
なにか、参考になりましたでしょうか?
そして、冷静になったとき、もしかして、このような生き方が一番、難しいのではないかと思いました。