公明新聞の論壇 参議院選後の日本政治では、慶應義塾大学の白井さゆり氏が
こう論説している。
要旨のみ抜粋します。
多くの政党は「減税」や「給付」を掲げたが、選挙戦を通じて、問われるべきだった
のは「この国をどうしたいのか」「次の世代に何を残すのか」という
未来へのビジョンではなかっただろうか。
(中略)
実際、今年の日本でもすでに猛暑に加え、東京などでも床上・床下
浸水が起きている。線状降水帯の発生も頻度を増し、かつての
「百年に一度」が毎年のように襲ってくる。
これは「未来の話」ではなく、すでに始まっている現在の気候危機だ。
こうした中で、今回の選挙では防災インフラの強化や脱炭素社会の
実現といった本質的な議論は、限られていた、
気候対策は、我慢や負担の象徴ではなく、むしろイノベーション
(技術革新)や地域再生の起点となる可能性を持っている。
例えば、災害に強い住宅や断熱性能の高い建築、太陽光・風力の
地産地消エネルギーなどは、新たな産業と雇用を生み出す。
(中略)
農業もまた、イノベーションの可能性を秘めている。
ドローンによる管理、気候変動に強い品種開発、再生エネルギーと連動した
循環型農業など、日本には多くの技術と知恵がある。
(中略)
選挙は終わった。
しかし、未来を創る時間はこれから始まる。
「目先」だけでなく「未来」を見据えた政治の姿を、私たち有権者も
求めていきたい。
変えられるのは今。希望を育てるのも、また私たち自身だ。
2025.7.23 公明新聞より抜粋しました
中略が多く、分かりにくいかもしれませんが、この困難な時代こそ、
転換点になるだろうという白井さゆりさんの論壇には、私は賛成します。
人間は、希望をもって、前に進むことができるというのが、私の
信念です。どんなことがあっても。
乗り越えていけると。勇気をもって。