自分の結婚生活は、まだ、終わっていないが。
振り返ってみるに。
主人は、私が好きになるタイプではないから、つまり、愛がなかったから、
ここまで、長続きしたのかなあと思ったりもする。
愛があると、嫉妬とか、どうして、こうなのかしらと疑問が涌いたりする。
そういう期待を持たなかったのが幸いしたのかもしれん。
彼は、どんと来いというタイプでもないし、甘い言葉をささやくこともない。
恋愛に疎いのだと思う。
そして、妙なものを怖がったりする。
虫である。
蛾とかがコワイので、さすがの長野も暑いのであるが、窓を開けられない、
締めきっているそうだ。
フマキラーを買って、窓を開けたらどうか?とメールに書くのだが、
その気配はない。
もし、愛していたら、心配でしょうがないだろう。
愛がなくて、よかったとも思うのである。
なるようになると或る意味、諦めている。
が、私のような暴れん坊をよしとしているのは、主人が大物なのかもしれない。
だが、あの気の弱さは、どうにかならんものか?