ひとの悩みは不可解なものだ。

知人の人間関係の悩みを聞き続けた。

が、最近になって、彼女の悩みだった上司、同僚が辞めた。

悩みが解決したのかと思いきや、「自分がここに居ていいのかしら?」

存在価値を疑って、不安定になっている。

え?いなくなったのに?と。

悩みを支えに生きていたのかしらと。

 

あれあれと思ったが。脳科学者の中野信子さんの「脳のしつけ方」の

冊子を届けるつもりだ。

 

脳が傷つく仕組みは大人も同じで、自分をないがしろにすると、

脳はダメージを受けます、と彼女は書いている。

 

自分は必要としない、自分を否定することは、脳に大きなダメージを

与えてしまう。

 

私もそれはたくさんの人がいなくなればいいと思っているし、

悩んだこともある。

いろんな人がいますから。

 

だけど、今は、人がどうあれ、自分は自分だと思っている。

 

相手が私を嫌いな場合もあるし、私が相手を嫌いな場合もある。

 

が、その人間関係は変わることはない。

で、あるならば、自分のできることを淡々とやり続けるしかない。

誰がどう言おうと、思おうと。

 

もし、私が知人だったら、嫌いな人たちが去ったのだから、万歳三唱するのだが。

 

人間とは、不可解なものである。

憎しみがその人を支える場合があると知った。