僕は、仕事がない。 太郎は、散歩か、食べる、寝るの三種しかない。 ときどき、訪ねてくる猫の孝子の相手をするくらいだ。 彼が畑を耕していたり、ごみを拾ったりしたのを見たことはない。 彼は、そこに居るだけなのだ。