私の敬愛するアメリカ創価大学の21回目の卒業式に映画「パイレーツカレビアン」の俳優オーランド・ブルーム氏が講演した。
彼は、創価学会のメンバーである。
要旨を抜粋します。
私の人生観は、16歳で出会った仏教の実践を通じて形成されてきました。
それは私にとって心の支えであり、希望と自信を与え続けてくれました。
どんな方法であれ、自分の人生を導く哲学や実践を持つことは、
何より大切なことです。
「自分自身は何か」を掘り下げていく意味で、教育は確かに大切な要素ですが、
同じくらい「どう生きるか」という哲学を持つことが必要です。
(中略)
人生に、リハーサルはありません。
一瞬一瞬が本番です。
ゆえに人生で最も試される時こそ、自分自身を深く掘り下げ、「感謝の心」を
見つけ出してください。
そこには、課題ではなく「学び」や「最良の自分を引き出す機会」が隠されている
のです。
結局のところ、すべては「私たちが状況をどう”見る”か」、そこから何を”作り出す”か」にかかっています。
皆さんも、私と同じように、何度も「NO」と言われるかもしれない。
その時に問われるのは、「どうやって”NO”を”YES”に変えるか」です。
そして、「その”NO”や”YES”が目指す人生に合っているかどうか」を
見極めることが、自分を守ってくれる盾になることもあるからです。
「誠実に生きる」ということは、他者と協調し、奉仕することを意味します。
私たちが選ぶ友人は、やがて私たちの人生そのものを形づくりますーー
だからこそ、賢く選びましょう。
最後に、私が常に原点の指針として立ち返っている、池田先生がイギリスの青年たち
に贈ったメッセージ(1994年6月)を紹介したいと思います。
「偉大なる未来!目をこらして、君たちよ、瞬時もその未来から目を離しては
ならない。数世紀、数十世紀が君たちを待ち、君たちを準備してきたのだ。
不思議にも出現した諸君なのだ。
諸君の勝利が、ヒューマニズムの勝利。
諸君の敗北は、希望の敗北。ゆえに断じて一切に勝たねばならぬ。
不屈の意気で、戦わねばならない」
さあ、いよいよ、皆さんの新しい旅が始まります!
ご卒業、おめでとうございます。
2025.6.1聖教新聞より抜粋しました
