長らく、音信が途絶えていた人たちに一日、ひとりに電話をしている。

どの人も喜んでくれる。

近況を話してくれて、歳月が経ったことを知る。

誰しもが、近親の人を失くしたり、家族の病だったりを話してくれる。

が、どこか、悲壮感はない。

話すことがとても、嬉しそうだ。

話し相手があることが、嬉しそうだ。

もっと、早く、連絡すればよかった。

 

トランプさんにも、電話してみようかな。

ナイスミーチュウ。とか。

案外、喜んだりして。

 

彼は、自分に対して、不安なのかもしれない。

で、なければ、虚勢は張らない。