創価学会の故池田名誉会長は、多くの識者と対談している。
そして、彼は、「これまでの人生で最も悲しかったことはなんでしたか」と
問うている。
歴史学者のトインビー博士は、「私の息子が、自ら命を絶ったことです」と。
経済学者のガルブレイス博士は、「最愛の息子を亡くしたことでした。
親の私の目から見ても、知性があり、賢い子どもでした。
それが若くして白血病になり、他界したんです・・・・」
どんな著名な人の人生にも、悲哀の大波がある。
人は、宿命の嵐に見悶えながら、戦い、生きている。
試練なき人生はない。
その苦悩に負けるか、その苦悩のなかで自らを磨き、高め、強くしていくか
ーーーそこに人生の幸・不幸のカギがある。
小説「新・人間革命」(池田大作著)より、要旨をまとめ、抜粋しました