今日は、休みの日なので、NHKのテレビを観ていた。
1970年の紅白歌合戦。
司会は、「上を向いて歩こう」の坂本九さんと、「小指の思い出」の
伊東ゆかりさん。
懐かしいなあ。
みんな若くて。
ドリフや、美空ひばりさん、ピーナッツや。
高橋英樹さんの若いころ、など。
森繫久彌さんや黒柳徹子さんも応援で出て。
何やら、ドタバタしていたけど。
みんな若くて、決まっていなかった。
カメラワークも下手くそ。
でも、なんか、いいなあ。素人ぽくて。
坂本九さんは、そんなにファンでもなかったが。
或る時、奥様と若いころのビデオが流れていて。
九さんは、タバコを吸っていて、奥様を愛している様子が伝わって。
なんか、かっこよかった。
なんか、行きたくないなあと言って乗った日航機が墜落。
亡くなった。
衝撃は、流れた。
時は、流れた。
もし、今、彼が生きていたら。
奥様を愛していただろうと想像する。
そうそう、後ろで控えていた歌手たちがそんなにニコニコしていなくて、
割りと、ブスッとしていたのも印象的だった。
そして、客席の人たちも、どこか、今の人より、いい人のように感じた。
きちんとしていた。
日本人は、衰えているのだろうか。
私は、自分のルールをもつ人が好きだ。