家の内装の工事が入ると思って、太郎を美容院に一泊してもらった。

翌朝、野良猫の孝子がえさを食べに来たと思ったら。

えさも食べずに、家の中を覗いている。

太郎がいないことを心配しているようだった。

「死んでないよ、帰ってくるよ」と声を掛けた。

夕方、太郎が帰って来た。

孝子がまた、様子を見に来た。

太郎を見て、しっぽを震わせ、喜んでいた。

太郎と孝子は仲がいい。