井上靖氏の手紙より。

ー母親のおなかから出た子どもたちが生い育ち、明暗さまざまな舞台に

主役として登場し、幸福と平和だけでなく、悲惨な現実をもつくりだしている。

「こうした地球上の現実に対して、烈しく抗議する資格のあるのは、

おそらく母というものであり、それ以外にはないのではないか」と。