今日の入選句で、
あなた方の神はこれを許すのか さいたま 佐藤江里子
というものがあった。
これを読んでの、思索。
キリスト教などは一神教であり、神が人間を創り、支配すると説いている。
が、創価学会は、神を説いていない。
また、世間では誤解されているようだが、池田大作氏が教祖でもない。
が、池田大作は、私どもの師匠である。
拝んでいるのは、「南妙法蓮華経」と書かれたご本尊、法を拝んでいる。
また、神が救うとは説いていない。
自分自身の中にある生命、仏界を出すことによって、自分自身が救うと。
かつて、「成長の限界」を唱えたローマクラブのアウレリオ・ペッチェイ氏と
池田大作との対談で、ペッチェイ氏は、「人間性革命」を目指すべきだと
結論付け、池田大作の「人間革命」と一致した。
私どもは、人間革命を目指している。
善も悪も含んだ人間生命を転換していく。
誰でもが、悪も持つ。
自分の中にあるのだ。
それを抑え、善の心、命をわき立たせていく。
それが人間革命だ。
最後に。
戸田第二代会長(創価学会)は、このように話している。
釈迦もマホメッドもキリストも、会って話し合ったなら、意気投合するであろうと。
教祖は、人を幸せにしたいと願い、苦しんできたからだ。
のちの弟子たちが自分の考えや、欲のために、教祖の始まりを変えてきたとも
言えよう。
私の結論は、神はいない。
いるとしたら、自分の中に、神はいる。
崇高な精神は、自分の中に眠っているのだ。
それを出すのが本来の信仰である。
世界の平和は、自身を変えることから、始まる。