美しい。

 

最近のニュースは衝撃的だ。

特に原爆の投下を容認し、大統領にはその専権があると主張し、投下によって、

第二次世界大戦が終結することができたと。トランプ氏だ。

アメリカの良心が残っているなら。

トランプには、絶対、投票してはならない。

アメリカ市民には、国民の命を守るという権利があるはずだ。

それは、どの国にも、その権利は有する。

 

能登市民に寄り添ったニュースも胸に堪える。

目の前で、両親ががれきの下に居たのに、救えなかった息子へのインタビューなど、

あまりにも可哀想で、聞いていられない。

 

人間は敢えて、破滅に歩を進めているのだろうか。

そんな感想を持ってしまう。

 

ひとの死が何でもなくなる時が来るのが恐ろしい。

 

人間の死を数で表す世界。

誰が亡くなったかは、問題ではなくなっている。

 

私たちは、かろうじて、能登の人々を案じるということで、救われている。

能登の天気を気にし、子どもたちの顔色を案じている。

 

そうして、細い糸が繋がっている。

 

人類は、カンダタは、蜘蛛の糸を切らずに済むだろうか。