何が人にとって、大切なのか。

そんなことを考えさせられた一年だった。

とても、勉強になった年だ。

 

国境なき医師団から、メールが届いた。

寄付に感謝するというものだ。

医師団の財源の9割は、寄付だという。

そのため、最後まで、残って、人を救っていけると。

 

今年の水野タケシ先生の最後のラジオ川柳の一席は、

ウクライナのバレリアさんだった。

戦禍のウクライナで防空壕に避難した人々。

新年をそこで迎える。

そこには、新年を迎えた笑顔があったと。そういう句だった。

 

人は弱いもの。

そして、もっとも、強いものである。

 

最悪の事態の中にあって。

人と喜び合える。

新年を迎えた、生きる歓びがある。

 

どんなことがあっても。歓んでみせるという強い意志がある。

 

私たちは、苦しいとき。

楽しいとき。

唄を口ずさむことができる。

空を飛ぶ鳥のように。

海を渡る鯨のように。

 

唄を歌いながら、進むのだ。