夏場で痛みの激しい花を活けかえて。

 

人というものは、長い付き合いをしていると、

思いもかけない行動に出るときがある。

 

私は悪意ある意地悪はしない。

辛辣な発言はする。

 

が、自分がよくしてきた人が裏切るようなことをしたときは、

ほんとうに驚くものだ。

 

人の心というのは、恐ろしいなと思う。

だが、そのことで私が失ったものはない。

私は裏切らなかったから。

失くしたものはないのだ。

それは、人としての信用だ。

 

花を活けかえて。

今できることをしようと思う。

 

私は手痛い仕打ちを受けたことによって。

また、ひとつ、階段を登った。

 

世界はしばしば、一見、不幸に思われることから、希望の芽が出てくる。

もしかしたら、私は、これから、人を裏切ることはないかもしれない。

 

種を蒔く人でありたい